ファイナンス 2019年2月号 Vol.54 No.11
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各地の話題下町情緒を感じさせる観光の街 浅 草浅草税務署 総務課長中神 高之 はじめに浅草税務署は、明治29年に厩橋税務署として、旧浅草、下谷、本所区を管轄していましたが、明治42年に両国橋税務署の新設で旧本所区を分離し、さらに昭和16年に下谷税務署の新設に伴い旧下谷区を分離し、浅草税務署と改称しました。昭和20年戦災により焼失したため、下谷税務署に合併され、昭和22年に再び下谷税務署から分かれ、旧浅草区一円を管轄して昭和43年に新庁舎が完成し現在に至っています。 管内の名所・話題〔浅草寺〕浅草寺は、1400年近い歴史をもつ都内最古の寺。聖観音宗の総本山で、本堂に聖観世音菩薩(御秘仏)をお祀りしています。総門である「雷門」前は、浅草屈指の記念撮影ポイントです。連日、国内外から多くの観光客が訪れ賑わっています。雷門は創建以来、焼失と再建を繰り返しており現在の雷門は、1960年にパナソニック(当時、松下電器)創設者の松下幸之助氏の寄贈によるものです。浅草寺縁起には、観音さま示現の3日後に天から金龍が現れたと記されており、龍に関する由縁もあり、雷門の大提灯底には、「龍の彫刻」が施され、左右の「風神雷神像」の背面には水を司る「龍神」が祀られています。お水舎や本堂の天井、宝蔵門の提灯の底など境内各所の龍を見つけながら、観光を楽しむのもおすすめです。混雑を避けてのんびり境内を巡りたい方は、参道の仲見世通りの店が閉まった後に訪れてみてはいかがでしょう。夜のライトアップが幻想的で昼間とは異なる凛とした空間が広がります。〔かっぱ橋道具街〕南北約800mに、プロ用の調理道具、厨房・製菓用品、食器、食品サンプルなど「食」に関する専門店がずらりと並ぶ「かっぱ橋道具街」。お菓子づくりやお弁当のデコレーションに活躍しそうな型抜きも、他ではお目にかかれないようなデザインが揃います。料理好きの方には必見のスポットです。浅草 ファイナンス 2019 Feb.65連 載 ■ 各地の話題

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