ファイナンス 2019年1月号 Vol.54 No.10
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に技術を高めるとともに、業務の効率化に努めつつ、水際対策を徹底的にやり抜いてほしい。今後とも、税関の3つの使命である『国民の安全安心の確保』、『適正かつ公平な関税等の徴収』、『貿易の円滑化』に全力を挙げて取り組んでもらいたい。」3東京税関視察の模様(1)税関が摘発した物件の説明表彰式終了後、麻生大臣は、税関が摘発した犯則物件(覚醒剤、大麻、コカイン及び金地金)の実物を見ながら、密輸の隠匿手法について説明を受けました。その中でも、特に電子たばこを利用する液体タイプの大麻の密輸や、コカインの体内隠匿等に関する説明に熱心に耳を傾けました。(2)通関業務を行う職員の激励次に、通関事務室においては、NACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム)を海外に輸出していることや、税関職員が審査・検査により不審点を見つけ、摘発等に結び付けていることの説明を受け、昼夜を問わず膨大な申告を処理している税関職員に対して激励の言葉をかけました。(3)麻薬探知犬及びX線検査装置による検査その後、税関検査場で麻薬探知犬「メルバ号」が床に並べた貨物の中から麻薬の臭いの付いた箱を探し当てると、感心した様子で拍手をし、「メルバ号」と笑顔で記念撮影を行いました。X線検査装置については、材質によって表示される色彩が変化するという説明に熱心に耳を傾けました。(4)監視艇による海上巡回業務東京税関視察の締めくくりとして、監視艇に乗船し、大井埠頭の状況や不正薬物等の洋上取引に対する取締り等について説明を受けました。4おわりに麻生大臣から、直接表彰状を授与され、また視察場所においても直接言葉をかけられるなど税関職員にとっては大きな励みとなり、士気向上につながる有意義な一日になったと思います。 ファイナンス 2019 Jan.12麻生財務大臣の大臣表彰式出席・東京税関視察についてSPOT

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