ファイナンス 2018年11月号 Vol.54 No.8
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医療費控除とふるさと納税などの 寄附金控除が対象e-Taxで「ID・パスワード方式」を選択すると、スマートフォン(スマホ)から専用画面を利用して、簡単に手続きをすることも可能です。スマホで国税庁のホームページの確定申告書等作成コーナーにアクセスすると、自動的にスマホ専用画面が表示されます。スマホ専用画面で手続ができるのは、給与所得者で給与の支給が1か所で年末調整が済んでいる場合で、申告の内容が医療費控除、ふるさと納税などの寄附金控除のときです。画面の指示に従って、数値などを入力し、最後に[送信]ボタンを押すと、そのままデータが送られて申告が完了します。スマホでもパソコン用の画面を表示して手続をすることも可能ですが、パソコン用は一つの画面に多くの情報が盛り込まれているため、スマホで入力するには拡大や縮小を繰り返すことになり、手間がかかります。その点、スマホ専用画面であれば、拡大や縮小を繰り返すことなく簡単に手続が可能です。実際の手続は、下図のように主に5つのステップにわかれます。iPhoneを利用している場合とAndroidを利用している場合で、手順が異なる部分があるので注意が必要です。会社員が還付申告をするならスマホ専用画面で手続が可能にスマホ専用画面の導入で利便性が向上スマートフォンで申告する方法●現在の源泉徴収票の入力画面●2019年1月からスタートするスマホ専用画面スマホ専用画面の導入によって見やすくなり、入力もしやすくなる。現在もスマホでの申告書の作成は可能だが、パソコン用の画面を表示するため、見づらく入力もしにくい。スマホでインターネットを開いて、「作成コーナー」と検索。「確定申告書等作成コーナー」のバナーをタップ。「作成開始」をタップ。iPhoneの方Androidの方作成コーナー確定申告書等作成コーナーにアクセスSTEP1※Androidを利用している場合は、事前にGoogle PlayからAdobe acrobat readerをインストールします。8 ファイナンス 2018 Nov.

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