ファイナンス 2018年10月号 Vol.54 No.7
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大臣官房文書課広報室財務省は2018年9月7日(金)・8日(土)にわたって広島県広島市において開催された、NPO法人ファザーリング・ジャパン(以下、FJ)主催の「ファザーリング全国フォーラムinひろしま」を後援した。また、「家族で話そう!国と家庭のお金の話~100年時代の欲張りライフを支える社会保障制度~」と題した分科会を主催し、30名程度の子育て当事者や子育て支援者が参加した。分科会:「家族で話そう!国と家庭のお金の話~100年時代の欲張りライフを支える社会保障制度~」日時:2018年9月7日(金)15時から16時30分まで場所:広島市総合福祉センター(BIG FRONTひろしま)登壇者:高祖 常子(FJ理事マザーリングプロジェクトリーダー)塚越 学(FJ理事、公認会計士)内木場 豊(FJ理事、ファイナンシャル・プランナー)恵﨑 恵(財務省主計局主査)分科会は、公認会計士でもある塚越理事の司会により行われた。まず、高祖理事より、FJと財務省のこれまでの取組みについて紹介。そのあと、塚越理事から、具体的な税とお金の話に入る前の導入として「人生100年時代」について説明があった。次に、主計局の恵﨑主査(以下、恵﨑)より少子高齢化を踏まえた社会保障制度や日本の財政の現状などについて講演を行った。続いて、ファイナンシャル・プランナーでもある内木場理事から、家庭でのお金にまつわる話や広島県が推す「欲張りライフ」を送るためのマネー戦略を紹介した。最後に、塚越理事のファシリテーションの下、参加者との質疑応答を行った。なお、登壇者は皆、子育て中である。また、我が国の財政事情や社会保障制度、消費税の使途などを要約したポスターを会場内に掲示し、来場者への情報発信も併せて行った。▪ファザーリング・ジャパンについて「笑っている父親を増やす」ことをミッションとして2006年に設立されたNPO法人。「よい父親」ではなく「笑っている父親」を増やし、ひいてはそれが働き方の見直し、企業の意識改革、社会不安の解消、次世代の育成に繋がり、将来の我が国社会に大きな変革をもたらすべく、様々な父親支援事業を展開している。▪FJと財務省のこれまでの取組みの紹介○高祖理事FJと財務省では、互いに連携して、子育て支援イベントを共催しています。なお、このファザーリング全国フォーラムに財務省が参加するのは今年で6年連続となります。また、FJのマザーリングプロジェクトの事業の一環として、財務省とコラボした「ロールモデルカフェ」を各地で開催しています。これは、私たちと子育て中の財務省職員が地域のママたちと一緒に、仕事と子育ての両立のコツ、子育ての悩みなどざっくばらんに共有することができる場です。子どものことはママ友たちと話せても、自分のことはなかなか話せないというママたちが多いのも事実です。働きながら子育てをしているロールモデルとなるママやパパ自身の話も交えながら、我が国の財政状況や税の話を伺い、意見交換しています。毎年5か所くらいのペースで開催しておファザーリング全国フォーラムinひろしま に参加家族で話そう! 国と家庭のお金の話~100年時代の欲張りライフを支える社会保障制度~18 ファイナンス 2018 Oct.SPOT

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