ファイナンス 2018年9月号 Vol.54 No.6
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記者になって副大臣に質問しよう!こども達が記者になり副大臣に質問をして、副大臣がそれに答えるミニ記者会見のコーナー。例年、好評を博しており、その様子を実際の新聞記者らが取材に来るなど、マスコミも注目している。1日目は、うえの賢一郎副大臣、2日目は、木原稔副大臣が取材を受けた。会場は、大臣や副大臣が記者会見を行う記者会見室。会見用の椅子や壇上、マイク設備に興味津々のこども達。こども達からの素朴でありながら鋭い質問に、両副大臣は、優しく穏やかに、誠意をもって回答していた。会見後は、それぞれの副大臣室を訪問。副大臣席にこどもが座り、親子一組ずつ副大臣と記念撮影を行った。こども達は、「記者みたいに質問できて良かった」「副大臣と直接話せて嬉しかった」と大満足。引率者からも「財務省のことを知るいい機会になった」など、親子共々、有意義な時間を過ごしたようだ。以下に、こども達からの主な質問、両副大臣の回答を紹介する。―Q 国に入るお金を増やすにはどんな方法がありますか?「日本の経済がよくなると会社から国にお金が入ってきます。また働く人の収入が増えると、経済が良くなって日本の景気がよくなり、国に入るお金も増えていきます」―Q 密輸入で没収されたものはその後どうなるのですか?「世の中に出回っては大変ですから、そうならないようにきちんと処分をします」―Q 国債が発行されて借金が増えています。少子高齢化が進むなか、どんな解決をしたらいいと思いますか?「これから高齢化社会が本格化してさらにお金がかかるようになるので、出来るだけ早く借金を減らせるようにしたいと思っています。7年後ぐらいまでには入ってくるお金と出て行くお金がトントンになるようにやっているところです」―Q 副大臣の仕事はどんなところが楽しいですか?「財務省の仕事は国民から税金でお金を預かって、そのお金を分配することです。公共機関の開発、被災地への救助活動、復旧など人に喜んでもらえる仕事をした時、そういう姿を見たり、聞いたりするとやってよかったなと感じます」―Q 日本の借金は1千兆円超えと言われていますがなぜ破たんしないのですか?「国と地方を合わせて約1千兆円の借金があります。その一方で貯金もあります。毎月の返済計画に沿って返済をしているので破たんしません。国際社会もそれを認めており、それが日本の信用に結びつき、破たんにならないのです」―Q なぜ財務省の仕事が必要なのですか?「国と国民を守るために、税金を徴収する組織が必要です。そのため財務省は必要な役所となります。みなさんの生活を守るためにも大切なお役所ということを知ってください」答一問一木原 稔 副大臣 編うえの 賢一郎 副大臣 編 ファイナンス 2018 Sep.3特集親子のふれあいを深め、広く社会を知る機会に「財務省こども霞が関見学デー」開催

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