ファイナンス 2018年9月号 Vol.54 No.6
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プルーフ貨幣の製造工程を見学や コインをデザインし缶バッチ作成も造幣局さいたま支局では、「こども霞が関見学デー」の期間中に「ぞうへいきょく探検隊!」をテーマに計2回の見学、体験会が開催された。見学ではまず、造幣局の事業を紹介したDVDを視聴、その後は工場へ移動して、さいたま支局で主に製造しているプルーフ貨幣の製造工程を見学した。プルーフ貨幣は、表面を鏡のように磨いたコインで、収集家向けに長く保有するのに適している。実際に作業を行う職員の姿をガラスで隔てられた通路から見学することができ、参加者は、はじめてみる光景に見入っていた。あまりの熱心さに「ガラスに頭をぶつけないように注意してくださいね」と職員から声をかけられる一幕もあった。工場見学の後は博物館へ。博物館では日本の貨幣の歴史や貨幣の製造工程、記念貨幣などを見学した。日本の勲章を展示したコーナーもあり、こどもだけなく大人も熱心に見入っていた。見学終了後は、ビデオルームで古銭に触れる体験と缶バッチの制作へ。こども達が考えたコインのデザインを用紙に描くと、そのまま缶バッチに。楽しい見学会となった。▲ プルーフ貨幣の製造工程について職員から説明を受けるこども達。ガラスの向こう側では、実際に貨幣の製造が行われている。▼ 勲章には七宝も使われている。「ゆう薬」を盛り付け、電気炉で焼き付けた後、表面を砥石で磨き上げる。七宝の展示品に見入る こども達。▲ プルーフ貨幣の製造工程では、磨き上げた円形(貨幣に模様を圧印する前の貨幣の形に打ち抜かれた金属板)に、圧印して貨幣の模様をつける 様子を見学できる。▲ 造幣局さいたま支局は平成28年10月に完成。まだ新しい建物が見学者を出迎え。▲ 博物館のエントランスには、貨幣セットやおみやげなどを購入できる「ミントショップ」がある。造幣局さいたま支局工場・博物館見学ぞうへいきょく探検隊!工場見学8 ファイナンス 2018 Sep.

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