ファイナンス 2018年7月号 Vol.54 No.4
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方創生事業部立ち上げに際し、当市とのコラボ事業として、八幡浜市に関する記事を10本程度作成いただくとともに、独立のランディングページを設けていただきました*13。トータルPVは約12万5千にのぼり、記事を読んで当市を訪れたという方もいました。(2)Youtube番組とのタイアップ八幡浜市出身の芸人レイザーラモンRG氏のYoutube番組*14(RG Motorcycle Club)とタイアップし、当市に関する観光番組を作成しました。出身高校における現役高校生との交流や同級生とのまち歩きなどを通じて、地域資源のPRを図ったもので、既に数万単位での視聴となっています。(3)ソフトバンク(株)のTURE TECH開催今年で3年目となるソフトバンク(株)主催の地方創生インターンシップ「TURE TECH(ツレテク)」を、今年は八幡浜市で開催することとなりました(8/26~8/30)*15。過去90名の募集に対し、3000名以上の応募があった人気インターンです。地域の課題に対し、大学生・大学院生が1週間弱、現場に入って政策提言を作り上げ、最終日に市長にプレゼンし、採択されれば事業化に向けて期間後も検討を続けていくという概要で、当市にとっては、地域課題の解決に加えて、関係人口・交流人口の増加も期待できます。[四国財務局との取組]最後に、四国財務局、八幡浜市及び愛媛大学で共催した「地域経済活性化フォーラム」について紹介します。このフォーラムは、自治体の地域課題に対し、金融機関や大学が処方箋を提示し、自治体・地元企業等の参加者がそれらについて議論を交わすというもので、本年5月31日に八幡浜市で開催しました*16。日本政策投資銀行や日本政策金融公庫といった政府系金融機関に加え、伊予銀行等の地銀や愛媛大学から、6次産業化や廃校施設の活用等について、それぞれのノウハウやツールを活かした処方箋を提示いただきました。参*13) https://tabi-labo.com/feature/yawatahama*14) https://youtu.be/cAkod4hT-94*15) http://ture-tech.com/jp/*16) 四国財務局管内では香川県多度津町に続く2市町目の開催地となりました。加者は200名近くにのぼり、議論も大いに盛り上がりました。今後、具体化に向けて協議していきます。3 今後の展開特に以下の4点について、取り組んでいく必要があると考えています。[移住・定住の促進]当市では移住・定住担当職員の増員を行い、ようやく移住・定住促進業務に取り組む基盤が整いつつあります。移住・定住促進においては、シティプロモーションや移住・定住希望者との接点を増やすといった「外政」と、仕事づくりや暮らしやすい街づくりなどの「内政」との間で、整合性を取りながら政策を立案していくことが重要であると考えています。 ファイナンス 2018 Jul.41地方創生の現場から【第3回】

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