ファイナンス 2018年5月号 Vol.54 No.2
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c.事業概要健康遊具を含む遊具や遊歩道などを整備し、あらゆる世代の住民が交流できる拠点とするほか、ファブラボ室(次世代のものづくりのためのインフラ施設)や産品コーナーを設置します。地元住民を主体とする「ふれあいと健康と起業のまち創生協議会」を設立し、将来構想について議論しています。ウ. Project C:日ノ岬・アメリカ村の再生とふるさと教育a.事業背景美浜町三尾地区は、多くの住民をカナダ移民として送り出した地区ですが、当時の関係資料を展示するカナダ資料館(日ノ岬)が平成27年2月から施錠されており、一般の目に触れることができません。カナダ風の洋風建築も多く残されていましたが、高齢化等の影響で数少なくなり、三尾小学校も平成20年から廃校となりました。b.事業目的移民文化を後世に残すとともに、それらを活用して、三尾地区全体の活性化につなげ、将来的には三尾小学校の再開を目指します。c.事業概要歴史的象徴建物や公民館改修で、地元産品を活かしたレストラン、カナダ移民資料の展示を行うカナダミュージアム、ゲストハウスを設置します。また、インバウンド推進のため、英語版語り部Jr.の育成、バンクーバー使節団の派遣、観光ルートの整備などを行います。このため、地元住民を主体とする「日ノ岬・アメリカ村再生協議会」を立ち上げた後、協議会の部会を母体に、平成30年1月25日、NPO法人 日ノ岬・アメリカ村を設立しました。カナダミュージアムアメリカ村レストランゲストハウス遊心庵〔参考〕美浜町が獲得した交付金27年度補正予算地方創生加速化交付金2,800万円(2,800万円)28年度補正予算地方創生拠点整備交付金(第1回)1,950万円(3,900万円)29年度予算地方創生推進交付金5,082.5万円(1億165万円)地方創生拠点整備交付金(第2回)3,566.5万円(7,133万円)地方創生拠点整備交付金(第3回)1,670万円(3,340万円)(注)カッコ内は事業費ベース30 ファイナンス 2018 May

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