ファイナンス 2018年4月号 Vol.54 No.1
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尼崎市では工業化が進むとともに工場による地下水の汲み上げが続けられ、地盤が2~3mも低下し、市内の広い範囲が「海抜ゼロメートル地帯」となっています。その結果、昭和9年(1934年)の室戸台風や昭和25年(1950年)のジェーン台風では浸水の大きな被害を受けました。その浸水対策の一環として建設されたのが「尼ロック」なのです。構造は、かの有名はパナマ運河と同じ閘門方式で、現在も年間約8000隻の船がこの閘門を航行し、市内企業の物流に従事しています。尼崎閘門さあ、ここまで読んでいただいたら、見所満載の尼崎管内を訪れたくなったはずです。春は観光にはもってこいの季節、ぜひ尼崎管内にお越しください。64 ファイナンス 2018 Apr.連 載 ■ 各地の話題

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