ファイナンス 2018年4月号 Vol.54 No.1
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荘」と名付けられ、当時は、「興津詣で」と呼ばれる首相や政府要人による訪問が頻繁に行われていたそうです。5グルメ○清水もつカレー戦後間もない昭和25年、静岡市清水区所在の「金の字本店」の故杉本金重氏が考案したもので、満州で覚えたカレーと名古屋の土手煮をヒントに誕生したのがはじまりとされています。もつの食感の良い歯ごたえとカレーとの組み合わせは抜群で、清水にお越しの際には是非ともご賞味いただきたい一品です。○地酒静岡県は、富士山や南アルプス等の山々からの伏流水が豊富で酒造に適した条件が十分整っているため、富士川をはじめ、天竜川や大井川、安倍川等の水源を中心に蔵元が広く分布しています。静岡県の地酒は毎年、全国各地で開かれる鑑評会で数々の賞を受賞しており、吟醸王国・静岡と称される評価を得ています。正雪臥龍梅英君清水を代表する地酒左から臥龍梅(三和酒造株式会社)、英君(英君酒造株式会社)、正雪(株式会社神沢川酒造場)6おわりに幕末から明治を駆け抜けた清水次郎長は、晩年、社会事業家に転身し、お茶輸出による清水港の発展などに尽力したと言われています。清水港が現在発展しつつあるのも次郎長の功績のおかげと言っても過言ではありません。今後ますます変貌を遂げつつあるみなとまち清水、歴史的文化を味わえる清水、そして次郎長が愛した人情味溢れる清水のまちを皆さんも是非とも味わってみてはいかがでしょうか?【参考文献】・清水税関支署100年史・静岡市観光ガイド・しずおか観光情報・静岡県酒造組合パンフレット60 ファイナンス 2018 Apr.連 載 ■ 各地の話題

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