ファイナンス 2018年3月号 Vol.53 No.12
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○観光拠点形成重点支援事業(4億円⇒4億円(+2.8%))歴史文化基本構想策定地域や、他の地域のモデルとなる優良な取組に対して重点的な支援を実施し、文化財を中核とする観光拠点の整備を推進する。4-3.建造物の保存修理等○国宝・重要文化財建造物保存修理(103億円⇒110億円(+6.6%))国宝・重要文化財(建造物)を適正に維持し、次世代へ確実に承継するための保存修理事業を実施する。5.科学技術予算5-1.Society5.0の実現に向けた重点分野への戦略的配分○革新的光・量子技術の実現に向けた研究開発(Q-LEAP)(22億円(新規))革新的光・量子技術(量子シミュレータ、量子計測・センシング等)の実現に向け、フラッグシッププロジェクトを中核に、基礎基盤研究等を推進する。○ナノテク・材料分野における産学連携拠点の 整備・基盤的研究の推進(16億円⇒19億円(+20.6%))物質・材料研究機構(NIMS)において、産業界と大学等を結ぶオープンイノベーションの推進拠点を整備し、鉄鋼・化学等の分野で革新的な材料研究開発を進める。○革新知能統合研究(AIP)センターにおける 革新的な基盤技術の開発等(30億円⇒31億円(+3.4%))世界最先端の研究者を糾合し、革新的な基盤技術の研究開発等を行うとともに、人工知能やビッグデータ等における挑戦的な研究課題等への支援を実施する。○情報科学技術を核としたSociety5.0の実証・課題解決の中核拠点の構築(7億円(新規))大学等において、情報科学技術を核として、産業界、自治体等と連携して社会実装を目指す取組みを支援し、Society5.0の実証・課題解決の中核拠点を構築する。○官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)(100億円(新規))革新的サイバー空間基盤技術などのターゲット領域における各省庁の施策に関して、研究開発の加速等を支援する。5-2.イノベーション実現のための環境整備○オープンイノベーション加速のための体制整備等(18億円(新規))「組織」対「組織」の本格的産学連携を通じたオープンイノベーションの加速のため、大学等における集中的なマネジメント体制の整備等を支援する。○世界トップレベルの研究拠点形成(60億円⇒70億円(+16.8%))大学等において優れた研究環境と世界トップレベルの研究水準を誇る、世界から「目に見える研究拠点」を形成する。○科学研究費助成事業(科研費)(2,284億円⇒2,286億円(+0.1%))幅広い分野にわたり、研究者の自由な発想に基づく研究を支援する。若手研究者支援については、オープンな場での切磋琢磨を促すための改革を進める。○ハイリスク・ハイインパクトな研究開発の推進(30億円⇒55億円(+83.3%))経済・社会的にインパクトのあるターゲットを明確に見据えた、技術的にチャレンジングな目標を設定した研究開発を実施する。ファイナンス 2018.325平成30年度予算特集2文教及び科学振興費について特集

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