ファイナンス 2017年12月号 Vol.53 No.9
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様々な立場の方から 現場の生の意見を伺う「車座ふるさとトーク」は、大臣、副大臣、大臣政務官が全国各地を訪問し、さまざまな年齢、職業の人々と車座の対話を行い、政府が取り組んでいる重要政策について説明をするとともに、現場の生の声を聞いて政策に活かす取り組みで、平成25年2月から開催されている。今回の開催により、政府全体では132回目、財務省では10回目の開催となった。今回の開催地である広島県福山市は県内2番目の人口約47万人を擁する都市。日本三大絣の一つである備後絣など古くから繊維産業が栄え、現在ではデニム生地の生産で有名。また、市内には世界最大規模の製鉄所があり、鉄鋼業もある。さらに、福山通運や洋服の青山の本社があるなど、サービス業も発展した土地柄。当日、うえの賢一郎副大臣は、20歳代の学生から70歳代の企業経営者まで、さまざまな年代、職業の13名の方々と「日本の財政の現状について」をテーマに対話を行った。対話では、税金が社会に還元されていることを分かり易く示すべき、若い世代には財政赤字が不安、といった財政に関する意見のほか、いわゆる「扶養の範囲」など、女性の働く環境や子育て環境の整備など、幅広い分野にわたって意見交換が行われた。次ページ以降、対話の詳細や、デニム素材の生産・販売を手掛ける地元企業のカイハラ株式会社を訪問した模様を紹介する。なお、これまでの車座ふるさとトークの概要は財務省HPや政府広報オンラインで閲覧できる。●財務省HPhttp://www.mof.go.jp/public_relations/ohter/kurumaza/●政府広報オンラインhttp://www.gov-online.go.jp/topics/furusato/日本の財政の現状にとどまらず政府全体の課題についても幅広く議論財務省と車座ふるさとトーク〈開催概要〉実施府省庁財務省開催日平成29年11月13日開催地広島県福山市テーマ日本の財政の現状について参加者数13名プログラム●うえの副大臣挨拶●参加者との意見交換〈財務省の開催実績〉開催年月開催地出席者平成29年11月広島県福山市うえの副大臣平成29年 6月愛知県豊田市大塚副大臣平成28年 11月滋賀県彦根市木原副大臣平成28年 4月高知県高知市坂井副大臣平成27年 11月東京都青梅市岡田副大臣平成27年 5月山口県下関市宮下副大臣平成26年 9月埼玉県さいたま市御法川副大臣平成26年 3月大分県大分市古川副大臣平成25年 11月大阪府東大阪市葉梨大臣政務官平成25年 6月岡山県岡山市山口副大臣※肩書きは当時のものファイナンス 2017.123うえの副大臣が訪問車座ふるさとトークin福山特集

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