ファイナンス 2017年9月号 Vol.53 No.6
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▲国立印刷局のキャラクター「100メンサツ」と執事の「おおとり丸」がお札のデザインやお札の技術、製造工程などについて解説。はっけん! お札の秘密国立印刷局東京工場では、「はっけん!お札の秘密~国立印刷局工場見学~」をテーマに2日間で計4回の工場見学が実施された。東京工場では祝日・年末年始を除く毎週火曜日・木曜日に無料で見学を受け付けている。「こども霞が関見学デー」では、展示室とお札の製造現場の見学が行われた。見学ではまず、国立印刷局のキャラクター「100メンサツ」が国立印刷局の仕事を紹介するDVD「おしえて! 100メンサツ」を視聴。その後は2班に分かれて、展示室と製造現場見学へ。見学では、偽造防止に役立つホログラム貼付、表裏印刷、記番号印刷の3つの工程をガラス窓越しに見学した。工場に入るなり「なんかいい匂いがする!」と工場内を見回す子供に「お金の匂いだからね、いい匂いでしょ」と答える職員も。あるいは「職員の人は給料を新札でもらうんですか?」との問いに「いまは振込ですけど、昔、現金でもらっていたときは新札でしたよ」というやりとりも。工場の敷地内には、お札の原料になる植物「みつまた」も植えられており、移動の途中に職員から紹介された。展示室では、お札の歴史や偽造防止技術を見学。「1円玉と1万円札の重さは同じですよ」との職員の説明に「うそや!」と驚きの声も。偽造防止技術では、“お札に隠された秘密”を目の当たりにして、技術力の高さに歓声が上がった。国立印刷局東京工場レポート▲100メンサツと一緒にパシャリと記念撮影。▲子供たちに配布された見学キット。「国立印刷局 学習シート」は見学の内容を記録できるようになっている。▲「お金持ちになれるかも!?」とお札の前でもパシャリ。8ファイナンス 2017.9

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