ファイナンス 2017年8月号 Vol.53 No.5

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大塚拓財務副大臣が開会挨拶2017年6月5日（月）～6日（火）、財務総合政策研究所・IMF財政局・アジア開発銀行研究所（ADBI）は、人口構造の変化と将来的な不確実性の下での財政政策に関する国際フォーラム 「Tokyo Fiscal Forum（TFF）2017」を東京・港区の三田共用会議所で開催した。アジア各国の政策担当者やアジア以外も含めた大学やシンクタンク等の有識者、国内の研究者や在京大使館の財政担当者など、100名超が参加した。本フォーラムは、これまでアジアにおける高齢化社会と財政の持続可能性を大きな柱に掲げ、毎回テーマを選んで議論を積み重ねてきた（P5 COLUMN 1参照）。3回目の開催となる今年は、「人口構造の変化と将来的な不確実性の下での財政政策：アジアにおける包摂的成長のための持続的な政策形成」をテーマに、ハイレベルな議論が行われた。13か国のカントリーゲスト（アジアの財政政策担当者）と大学・シンクタンク等の有識者が揃う中、オープニングセッションからフォーラムは始まり、大塚拓財務副大臣が、日本の高齢化とアベノミクスによる取組み、世界経済の不確実性と包摂的成長などについての講演を行った。次ページより、オープニングセッションをはじめ、フォーラムの議論の概要をリポートする。Tokyo Fiscal Forum 2017の概要TFF2017　議事次第（6月5日）オープニングセッション●開会挨拶 大塚 拓 財務副大臣●基調講演1 古澤 満宏 IMF副専務理事●基調講演2 吉野 直行 ADBI所長セッション1「不確実性の下における長期的な財政政策の課題」セッション2「政治的な不確実性及び人口動態の変化の下における財政政策」セッション3「人口動態の変化と不確実性の下でのより適切な長期的な財政政策の実施： アジア諸国の経験」（6月6日）セッション4「アジアにおける包摂的成長のための財政政策」ラウンドテーブルディスカッション閉会挨拶吉川 洋 財務総合政策研究所名誉所長TFFをはじめとして、財務総合政策研究所がこれまで開催した国際フォーラムの概要はこららURL：http://www.mof.go.jp/pri/research/special_report/index.html#07ファイナンス　2017.83PRI×FAD×ADBITokyo Fiscal Forum 2017を開催特集