ファイナンス 2017年7月号 Vol.53 No.4
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資料2 国際開発協会(IDA)第18次増資50100150200250300IDA13IDA14IDA15IDA16IDA17IDA18【ドナー貢献の推移】(億SDR)100.2億SDR141.3億SDR199.4億SDR224.6億SDR224.8億SDR211.7億SDR2,478億円(16.0億SDR)3,627億円(19.9億SDR)3,264億円(24.4億SDR)2,776億円(17.3億SDR)28.7億SDR36.8億SDR(参考)IDA18為替レート:150.0円/SDR(IDA17増資時から1.5%円安)日本の出資貢献額ドナーの出資貢献総額日本の貢献シェア日本の融資貢献額ドナーの融資貢献総額出資融資日本の貢献市場調達:159億SDR3,088億円(20.6億SDR)1,904億円(12.9億SDR)2,924億円(19.5億SDR)3,120億円(21.1億SDR)16.0%12.2%10.0%10.9%10.0%10.3%●IDA(アイダ:International Development Association)は、世界銀行グループの中で、所得水準の低い開発途上国に対して、超長期・低利の融資や贈与等を行う機関。3年に1度、必要資金の補充のため増資を実施。●IDA第18次増資では、日本が重視するパンデミックや自然災害への「予防・備え・対応」を重点政策に位置づけ。●国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、IDAに求められる開発資金の量が飛躍的に増加。ドナーの財政制約が厳しい中、市場からの資金調達の導入と併せて、前回導入した融資貢献の重要性が高まっていた状況。●日本は、厳しい財政状況を踏まえ、出資貢献を前回より抑制(約3,088億円)しつつ、融資貢献(円借款)の増額により、貢献シェアを前回の10.0%から10.3%に増加させた。(貢献シェアの順位は前回同様第3位)●上記出資分約3,088億円に加え、2005年のG8サミット合意に基づくIDAの重債務貧困国に対する債務救済費用の負担分(約371億円)を払い込むべく、合計約3,459億円の出資国債による出資を行う。ファイナンス 2017.723国際開発協会(IDA)第18次増資について SPOT

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