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編集後記/令和4年1月号(通巻第674号)

新年明けましておめでとうございます。本年も「ファイナンス」をご覧頂き、ありがとうございます。
昨年末に令和4年度当初予算と税制改正大綱が閣議決定されましたが、財務省では、通常国会に提出する予算書や税法の条文改正作業が本格化します。
一般会計、特別会計、政府関係機関予算などから構成される予算書の内容は、100兆円を超える国の予算が千円単位で記載されており、ページ数は優に千ページを超え重厚感が漂います。
法案本体、改正理由、要綱等から構成される税制改正の資料には膨大な数の条文が記載されており、社会の仕組みを体現しているかのような印象を受けます。
こうした資料の作成作業は、過去の編成や改正の経緯に精通し、作業の勘所やコツを熟知した職員が中心となり若手も巻き込んで、計数や条文に誤りはないか細心の注意を払って行われます。
来月号以降、予算案や税制改正案などの特集をお届けしますが、数字や文字には決して表れない職員の奮闘記がその裏にあることを少しでも想像してご覧頂けると幸いです。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
(財務省広報室長 伊藤  拓)