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編集後記/「ファイナンス」令和3年5月号(通巻第666号)

今年の連休は、大阪府など関西圏、東京都などでは緊急事態宣言下となり、昨年同様、ステイホームの時間が増えることとなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか。

ゴールデン・ウィーク中もテレビ会議など精力的に過ごされたのは、麻生財務大臣です。5月3日に日中韓及びASEAN+3の財務大臣・中銀総裁会議にそれぞれ出席されたことを始め、ADB(アジア開発銀行)年次総会の総務セミナー及び税に関するセミナーにも参加されました。G7財務大臣・中央銀行総裁会議も併せて、一連の国際会議はこの時期に開催するのが恒例となっており、国会会期中に日本の財務大臣が参加しやすいタイミングとして配慮されてきたものと思われます。

5月号では、昨年新型コロナウイルスの蔓延が始まって以降、上記のADBが行ったグラント資金や医療物資の緊急支援パッケージの全体像に関するスポット記事「パンデミック下の途上国支援」や、モルディブに対する緊急財政支援の状況を解説した「海外ウォッチャー」を掲載しています。ADBは、目下感染者が急増しているインドへの資金供与も行っており、まさに危機に立つ国際開発銀行としてこれまで以上にその役割が期待されています。記事の方も是非ご覧になってみて下さい。

(財務省広報室長 大森 朝之)