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編集後記/「ファイナンス」令和2年5月号(通巻654号)

昨年のGWは山陰を旅しました。鳥取の米子駅と境港駅を結ぶJR西日本の境線には「鬼太郎列車」や「ねずみ男列車」が走り、沿線の各駅には「砂かけばばあ駅」や「こなきじじい駅」など妖怪の名を冠した愛称があります。この全16駅の愛称の中にも、水木しげるロードに並ぶ妖怪ブロンズ像177体の中にもない妖怪が、新型コロナウイルスの感染が拡大する今、注目されています。そう、アマビエです。

1846年の瓦版によると、肥後国の海中から現れ豊作と疫病を予言し、早く自分を写し人々に見せよ、と言って海中に戻っていったそうです。今でいうチェーンメールでしょと切って捨てることなかれ、瓦版に描かれたアマビエがなかなかキュートなのです。早速、甘酒のラベルや和菓子のデザインに使われ、厚生労働省の啓発キャラクターにも起用されています。150年以上時を経て、アマビエ自身驚いていることでしょう。

今年のGWは海外も国内も旅行できず、感染拡大が収まることを願ってステイホームですが、思考まで内向きに縮こまらないようにしたいと思います。佐々木明子キャスターに書いていただいた今月の巻頭言や久々の「新・エイゴは、辛いよ。」など、皆さん、どうぞお読みください。

(財務省広報室長 木村 公一)