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編集後記/「ファイナンス」令和2年2月号(通巻第651号)

男性の育児休暇取得が奨励されています。休暇とは言うものの、仕事を休むだけであって家で家事・育児に追われるのは言うまでもありません。そして、育児を含め「家事」と一言でいっても、実に種々雑多な「名もなき家事」があります。

今月号の巻頭言を書いていただいた梅田悟司さんは、缶コーヒーのキャッチコピー「世界は誰かの仕事でできている。」や著書「「言葉にできる」は武器になる。」で有名ですが、2016年から4ヵ月半育児休暇を取得されています。そこで数多くの「名もなき家事」があることに気づいた梅田さんは、名前をつけることで見える化し、家事の大変さやその価値を楽しく社会に伝えています。

著書「やってもやっても終わらない 名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。」には、「ゴミ袋の口をきつく閉めた後に新たなゴミが出て、きつく閉めたことを後悔しながらどうにか開ける家事」など、思わず首肯してしまう家事が紹介されています。玄関にあるゴミ袋をゴミ捨て場に持って行くだけで胸を張っていた時代も今は昔。かく言う私も、ゴミ捨て後、新しいゴミ袋をゴミ箱に取り付けるのは気づかないふりして妻任せなのでした。

(財務省広報室長 木村 公一)