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鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣記者会見の概要(令和3年11月30日(火曜日))

【冒頭発言】

今日午前8時からイエレン米財務長官と初めての電話会談を行いました。会談では私から日本の経済状況及び岸田新政権下の経済・財政政策の方向性をご説明した上でグローバルな課題の解決に向けた日米連携について意見交換をいたしました。経済・財政政策につきましては今後も新型コロナ対策を徹底するとともに成長と分配の好循環をもたらす新しい資本主義を実現するため、今月19日に新たな経済対策を公表したことをご紹介いたしました。また日米連携に関しましては、日本が協力して12月に日本が主催するIDA20増資最終会合を成功に導くこと及び国際課税に関する歴史的合意を着実に実施に移していくことを確認いたしました。今回イエレン長官とビデオ会談を行い、個人的な信頼関係を築けたことは非常に有意義であったと思います。

【質疑応答】

問)今日の会談で為替の話はありましたでしょうか。

答)為替の話は出ませんでした。

問)新型コロナウイルスの変異株のオミクロン株についても警戒感が高まっていますが、それについては本日の会談で話題に出ましたでしょうか。

答)会談では私から新型コロナウイルスの感染再拡大に備えた医療提供体制の確保等を含む新たな経済対策を速やかに実施に移すべく年内に関連の補正予算を国会で成立させたいというお話をいたしました。またグローバルな課題について意見交換をする中で国際保健についてもお話をいたしました。具体的にはG20の合意に基づいて途上国を含めたワクチンの早期普及を実現し、将来のパンデミックへの備え等を強化するために日米間の協働は決定的に重要であり、イエレン長官と連携を密にしていきたいと申し上げました。

問)為替の話はなかったということなんですけれども、インフレ懸念についての話はなされたのでしょうか。

答)イエレンさんのアメリカ国内での様々な状況説明の中ではもちろん出てまいりました。

(以上)