【冒頭発言】
【質疑応答】
問)国交省の建設工事受注動態統計で不適切なデータの取扱いが明らかになりました。過去のGDPの計算への影響が懸念されているところですけれども、財務省が所管している各種統計への影響はないのでしょうか、ご見解を伺います。
答)結論から言いますと影響はありません。財務省では統計法上の基幹統計として法人企業統計調査及び民間給与実態統計調査を所管しており、またその他に6つの一般統計を所管しております。いずれもそれぞれの調査対象から提出を受けた調査票を基に作成される統計でありまして、別の統計調査の結果を利用して作成されている統計ではありません。お尋ねの建設工事受注動態統計の結果も利用しておりません。
問)赤木俊夫さんとご遺族との裁判で認諾をされたことについてなんですけれども、財務省は普段からほかの省庁に対して口酸っぱくして本当に意味のある予算なのかとか賢い支出なのかとか、税金の使い道を査定する立場なわけですが、財務省自身がこうした十分な説明もないままに1億700万円もポンと出してしまうような不合理な税金の使い方をしてしまうというのは国民の理解が得られないばかりか、今後他省庁に厳しく言えなくなって、まじめにやっている財務省の職員の方の士気にも関わると思うんですけれども、どのように考えますか。
答)今回の損害賠償訴訟につきまして、裁判の過程におきましても財務省としては訴訟指揮に従うというようなことで真摯に対応してまいりました。そうした裁判の流れの中で赤木さんが死に至ったことについての責任、これを全面的に国として認めた結果でございます。いろいろご判断はあると思いますが、こうした結果において受け入れをしたということで賠償金の支払いを行わせていただくと、そういうことであります。
(以上)