このページの本文へ移動

麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣臨時閣議後記者会見の概要(令和3年8月27日(金曜日))

【冒頭発言】

本日の閣議において新型コロナウイルス感染症対策の予備費の使用を決定しております。具体的にはワクチンの接種の促進、そしてロナプリーブ。ロナプリーブはカクテル療法に使う薬の名前です。治療薬の確保等適切な患者療養の確保、検疫体制の確保、緊急雇用安定助成金等、緊急小口資金等の特別貸付、コロナ禍で公演を延期した音楽・演劇等に関する開催の支援、コロナ禍を乗り越えるための文化・芸術活動の充実支援事業に必要な経費として1兆4,226億円を措置することにさせていただいております。今後ともこれらの予備費を活用して新型コロナウイルス感染症への対応に万全を期してまいりたいと思います。

【質疑応答】

問)予算の関係で、昨日なんですが野党からコロナ対策予備費を積み増す必要があるとして補正予算の編成を求める声が上がっています。本来足りなくなった支出があれば予備費を積み増すのではなくて不足した経費を追加した補正を組むべきだと思いますが、予備費を積み増すという野党の主張に対する大臣のお考えをお願いします。

答)今回のコロナに対する追加の額が約1兆4,200億円ですから、今予備費は約4兆円あるので、残高が2兆6,000億円ぐらいです。したがって今の残高の状況並びに感染症の今後はよくわかりませんけれども、現時点で直ちにコロナ予備費が不足してくると考えているわけではありません。したがって直ちに予算編成を、補正予算を積み増すという必要はあるとは考えておりません。

問)昨日、自民党で総裁選の日程が決まりましたけれども、改めて伺いますが、麻生大臣ご自身は菅総理の再選を支持されるということでよろしいんでしょうか。

答)財務省の政策に関する会見の場ですので、今のような質問に対して答えることはありません。
 それから、先日の会見で東京オリンピックに対する見解を問われましたので答弁しましたが、私からもオリンピックで日本がどうして強くなったのか質問しました。私の質問に対して、3つ要因分析され、最後の政府の国策としてやったということ、現場のコーチの話等コメントを頂きました。我々としてはなるほど、こういう評価もいただいているのかと思いました。真摯にご答弁いただきましたことに感謝します。ありがとうございました。

(以上)