現在位置 : トップページ > 広報・報道 > 大臣等記者会見 > 麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(令和2年11月17日(火曜日))

麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(令和2年11月17日(火曜日))

【質疑応答】

問)16日に発表された2020年7−9月期GDP1次速報について大臣の受止めをお聞かせください。また、GDP発表を受け、今後必要な追加の経済対策の規模感について現時点での大臣のお考えをお聞かせください。

答)昨日公表された7−9月期のGDPの数字は、感染拡大の防止をいろいろやりつつ経済活動のレベルを引き上げていく中で、4−6月期に大きく落ち込んだ分の個人消費は増加に転じたということなんだと思いますが、アメリカもヨーロッパもいずれも4−6月期は大幅に落ち込んで、アメリカも31.4%落ちたんだと記憶しますが、世界経済が持ち直しており輸出が増加したということなので、前期比で5.0%ということは、年率で21.4%くらいのプラス成長に転じたということだと思います。落ち込みがヨーロッパ、アメリカに比べて少なかった分だけ、増の分も30%までというような形ではなかったんだと思いますけれども、アメリカみたいにうわっと消費が伸びるということでもなく、貯金の方も増えていますから、預金・貯金は増加していますので、そういった意味では少し消費の方がいま一つどうかなと思いますけれども、経済の状況を反映した数字なんじゃないかなという感じはします。これから本格的に日本経済を軌道に乗せていくということになるんですけれども、感染拡大の防止と経済対策の両立を図って経済を回していくということが必要なので、感染状況の動向や経済動向を見極めながら、経済財政の運営に万全を期していかなければいけないということだと思っております。その上で経済対策とか、3次補正とかというのがありますけれども、こういった政策を積み上げていく中で決まってくるもので、現時点で感想がどうと言えるような段階じゃないということだと思います。

問)武田総務大臣は先週の二階幹事長との会談の中で、ビヨンド5Gの研究開発を官民で進めるためとして3次補正に歳出を出して基金を創設するという考えを表明されたんですけれども、基金の運営などいろいろお考えを、武田総務大臣の表明に対して大臣の受止めやお考えをお聞かせください。

答)基金ってよくみんな言いますけど、その基金を何にやってどう回すかという話次第でその基金というのは生きてきますし、全然意味のない基金になったりするというのはよくある話なので、実績に乏しいような組織に幾らだか知らないけれども多額の基金を積んでいくということの効果を考えないといけないでしょう。長期間の基金ですからね、来年という話じゃありませんから、長期的な話になるので、公的資金の使い方として巨額の金がそこにじっとしているということになっても、無駄になっても両方とも意味がありませんので、そういったところをよく見極めないと新しい基金と言われても、幾らをどこに積むのか、何に使うのかという話がないままで答えられる方がおかしいと思います。

問)後期高齢者の医療費の窓口負担について改めて見解を伺いたいと思います。財政審は可能な限り広範囲で2割負担にすべきだと提言していますが、一方で医師会など高齢者の受診控えにつながるのではないかと対象を広げることに慎重な意見もまだ根強くあると思います。これについて現段階での大臣の見解を、大詰めの議論に入っていると思いますが、お聞かせいただければと思います。

答)後期高齢者の患者負担については、全世代型社会保障検討会議の中で、中間報告が出ていましたので、これについて年末にかけていろいろ議論をされていくことになるんだと思っています。財務省としては先般の財政制度等審議会でお示しを私共申し上げたように、現在の患者負担の仕組みは、給付は高齢者中心、負担は現役世代中心という形になっていますから、現役がどんどん減ってきて高齢者がどんどん増えてくるという今の状況なので、全世代型の社会保障制度というものの転換を図るということにするためには、可能な限り広範囲に2割負担を導入するべきということが財政制度等審議会の議論なので、基本的にはその考え方に沿って検討は進められるべきものだと思っています。

(以上)