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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣記者会見の概要(令和2年11月13日(金曜日))

【冒頭発言】

本日19時半からG20の財務大臣・中央銀行総裁特別会合が開催され、日本から私と黒田日本銀行総裁が出席しております。今回の会合では、10月の会合で原則的に合意をした「途上国の債務支払猶予イニシアティブ、いわゆるDSSIの後の債務措置に係る共通枠組」というものを、最終承認し、公表をしております。お手元に配付したステートメントをご覧いただければと思いますが、このG20が、2008年にスタートして以来今日まで約12年間で、この種の話でパリクラブ以外の国も含めて合意ができたというのは、誠に歴史的な会合であって、フランスのパリクラブを主催しているル・メール仏大臣を含めて、これは極めて歴史的なことだという評価をしておりますけれども、私もその意見に賛成であります。この会合において、私からは以下の点を発言しております。まず、この共通枠組は全ての公的な二国間債権者が参加し、共通の条件で債務措置を実施すること、民間債権者が公的債権者と少なくとも同じ程度の措置を実施することなどを明確にしておりまして、ステートメントはその内容に沿っておりますので、評価をしております。今後は全ての関係者が「共通枠組」を確実に実施していく必要があると思っています。債務の透明性というのは極めて重要ですし、公的債権者がしっかり対応するのは当然ですが、民間債権者に対しても債務のデータの提供を求めるべきであるということを、私の方から申し上げております。以上です。

【質疑応答】

問)大臣が会合で強調された民間債権者というのは、多分に中国を意識したものかと思うんですけれども、やはり中国は最も債権を持っている国でもありますが、これ大臣としては中国にどのような対応を期待されますでしょうか。

答)このコメントの通りにやっていただくということで、それに尽きます。中国では民間という定義が我々の考えている民間と違うとは思っています。それぐらいの理解はしてやらなければいけないと思っていますけれども、少なくとも日本で開発銀行は民間ですと言われても、ちょっとなかなか認めないと思うんだね。だけど民間だと言っているから、じゃ民間も一緒にやってもらおうという話を我々から言って、結果的にいろいろ最後までやりたくないという話はありましたけれども、結果的に中国の民間と称する債権者側に立つ金融機関もこれに同意したということが、今日の最大の成果なんだと思いますし、中国はパリクラブではありませんから、そういった意味では、非常に大きな成果だったんだろうと思います。

(以上)