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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(令和2年10月2日(金曜日))

【質疑応答】

問)昨日、東京証券取引所でシステム障害が発生し、終日取引ができない事態となりました。今回の東証の事案に対する大臣の受止めと今後の対応についてお考えをお願いします。

答)証券取引所はマーケットにおける重要な設備、インフラなので、そのインフラのシステムの障害によって取引が終日行えなくなったということは投資家にとって取引の機会を失われるということ、商売を制限されることになりますので、甚だ遺憾なことなんだと、私にはそう思えます。東証としては復旧作業を行って、本日9時から通常どおりスタートしているということなんだと承知しています。昨日の宮原社長の話で、昨日中に復旧できなかった理由についての説明が昨日いろいろありましたけれども、売買システム内のディスク装置の一部で故障が生じて、相場の情報や売買監視業務に異常が発生したということで、復旧のためのシステムの再起動をやる場合に投資家や市場参加者、証券会社、そういったところで混乱が生じることが予想されますので、市場関係者と協議をしたところ、十分な顧客対応、また円滑な売買の実施が難しいという話があったので、昨日1日、売買、取引をやめた、停止したということだと聞いています。いずれにおいても今後取引所グループとか東証の中において原因究明とか再発防止とか、そういった作業を行って、金融庁においてはその検証をしっかりやっていくということが必要なんじゃないですかね。

問)東証に関連してお伺いしたいのですが、システム障害が起きてしまったことは、起きるべきではないと思いますが起きてしまった、そのシステム障害が起きた後の東証の対応については正しい対応だったかどうかという、大臣、何か問題があったというふうに今認識されているかどうかをお伺いしたいと思います。

答)東証の対応が正しかったか。

問)情報開示であったり、投資家との協議の後、終日売買を止めたという判断についてはいかがでしょうか。

答)それはこれから、今から究明していくことになりますので、今この場で何か言う段階にはありません。

問)菅首相が昨日、日本学術会議の新会員について、会議の方が推薦してきた105人のうち6人を除外して任命したということがありました。これまで会議が推薦してきた候補者を首相が任命しなかったことはなかったらしくて、政府の方は今回除外した理由についても明らかにしていないんですけれども、学問の自由に対する侵害じゃないかという批判も出ていますが、内閣の一員として大臣の受止め、考え方を伺えますか。

答)官房長官がいろいろ会見で答えておられるんじゃないですかね。それ以上言うことはありませんね。

問)東証の関連なんですけれども、金融庁として法令に基づく報告徴求命令については今日中にも出す予定なんでしょうか。

答)日程いつまでにやるか、私は聞いていませんけれども、徹底した原因究明、機械ですから故障することも十分にあるものだと思っておかなければいかんものだとは思っていますけれども。再発防止というのを考えておく必要がありますので、法令に基づいて報告とか徴求義務がありますので、そういった徴求命令を速やかに出す予定にはしております。

問)もう1点、来年度の概算要求が締め切られましたけれども、改めてですけれども、これから予算編成が本格化する中で編成に向けた意気込みをお伺いしたいのと、今朝一部報道で、森山国対委員長が3次補正の必要性について言及されておりました。財務大臣としてのご所見をお伺いできればと思います。

答)今まだ3次補正の話なんかというのは上がっていませんね。それしか答えようがない。

問)来年度の概算要求が締め切られましたけれども、各省庁からの要望を受けたこの時点での財務大臣としてのお考えはいかがでしょうか。

答)コロナへの対応というのが一番大きな眼目の1つだとは思いますけれども、これまで2度にわたって補正予算というものを策定して、事業規模としては過去最大230兆円に上るものを、措置を講じてきているところなんですね。これをまずは着実に執行してもらわなければいけない、どれくらい執行されているか、あなたは知っていますか。

問)記憶があれですが、まだそれほど執行が進んでいなかった印象があります。

答)それを見ないで第3次なんて言っても、第2次がまだ消化もできていない段階から第3次の話をしておられるわけでしょう。だからそういった意味では、今新型コロナウイルスについての取組をやっていますので、調整がついたところから予備費を活用して速やかに実行している最中なので、当初予算の予備費約5,000億円とコロナ予備費は別ですから、当初予算の予備費並びにコロナ対策予備費を、両方を併用しながらコロナ対応に万全を期してまいりたいというように考えていますというのが今の段階ですね。

問)東証のシステム障害についてお伺いします。政府が国際金融都市を目指していく中で今回のシステムトラブルがそれに水を差すというふうな意見をする方もいらっしゃいます。また東証への一極集中のリスクも今回露呈したという声も聞かれます。今後政府として国際金融都市を目指していくに当たって、どのような取引体制が望ましい、今の体制でいいというふうに考えていらっしゃいますでしょうか。

答)冒頭にも申し上げましたようにマーケットというものの中において、取引所というのは非常に重要なインフラストラクチャーですから、そういったものが故障、システムダウン、いろいろな表現がありますけれども、投資家の取引自体が制限されたということは極めて遺憾なことなんだと思っています。今後の金融センターの話をしておられましたけれども、機械ですから間違いなく故障があるということはある程度考えてこういったものはつくらないと、自動車と同じで必ず故障というのは十分に予測した上でやっておかなければいけないと、そういったようなものでインフラを考えるというのが大事なことなんじゃないのかなという感じはしますね。

(以上)