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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(令和2年10月16日(金曜日))

【冒頭発言】

本日の閣議において、雇用維持や事業継続への支援を続けていく必要がありますので、総額5,492億円の新型コロナウイルス感染症対策予備費の使用を決定しております。具体的には「雇用調整助成金の特例措置」の年末までの継続、これは既に8月末に決定されておりますので、これに必要な経費として4,391億円、またサプライチェーンの対策、日本に新たに設備投資をして海外でつくっていたものを日本でつくる等の対策のために「国内投資促進事業費補助金」の交付に必要な経費として860億円、また「農林漁業者の経営継続補助金」の交付に必要な経費として241億円を計上いたしております。今後とも新型コロナウイルス感染症への対応に万全を期してまいりたいと考えております。

【質疑応答】

問)自民党の武部新衆議院議員や長島昭久衆議院議員らがコロナ対策の予備費の支出に加え、40兆円規模の第3次補正予算の編成を求める要望書を政府に提出しました。補正予算には一律5万円の定額給付なども盛り込まれておりますが、大臣の受止めをお聞かせください。

答)特別定額給付金というのは、緊急事態宣言を全国に拡大したという状況を踏まえて簡素な仕組みで迅速かつ的確に家計の支援を行って、我々が連帯して国難を乗り越えていくためのものというのがあのときの、特別定額給付金を出したときの大前提です。緊急事態宣言が解除されている現在とは異なる状況で決定されたものであることはまず最初に申し上げておかなければいけないところだと思います。いずれにしても政府としては、これまで2度補正予算を組み、今日も閣議決定を行ったコロナ予備費等の活用もあわせまして、雇用維持や事業の継続、国民生活の下支えをやってきました。これらの着実かつ迅速な執行に努めていくということが肝要なんだと、私共は基本的にそう思っています。

問)ブレグジットについて、イギリスとEUが自由貿易交渉などを続けていますけれども、協議は難航していると伝えられています。イギリス側は16日に交渉を継続するかどうか判断することを明らかにしていますけれども、仮に交渉が決裂した場合、マーケットですとか日本の企業の経営にも大きな影響を与えることが予想されますけれども、現状について大臣のお考えをお聞かせください。

答)たらればの話の極みみたいな話で、今の段階でこういうことになるでしょうなんて予想をするほど全部が見えているわけではない、見えている人は一人もいないと思います。全然影響がないかもしれないと言っている人もいますし、人によっていろいろな話がありますので、今の段階で先が見えているわけではありません。

問)もう1点、10月1日に発生した東証のシステムトラブルについてなんですけれども、東証の方で報告書を取りまとめて金融庁に今日にも提出する方針だと報道が出ています。金融庁として再発防止策のあり方ですとか、行政処分についての考え方がもしあればお聞かせください。

答)この件については日本取引所グループと東京証券取引所の両方で徹底した原因調査を行うという話で、再発防止というのが肝心なところですよということを申し上げて、10月の金曜日だったかな、2日に金融商品取引法に基づく報告の徴求命令書を既に発出したところです。5日だったか、月曜日に取引所のグループの方から社外取締役からなる調査委員会というものを設置するという話とともに、障害を引き起こした直接の原因としてメモリの故障というものと自動切り替え、単純にバックアップ、自動切り替えしていくわけですから、その自動切り替えに障害があったということを特定しておられるんですが、そういった公表があったのは承知していますけれども、システム障害の背景というものは必ず、何でバックアップが作動しなかったのかが問題ですな。それをしなかったらバックアップの意味がないんだから。そういった意味での原因の全体像や、なぜ当日に復旧できなかったかという点などは引き続き究明していく必要があるんだと思っています。したがって今後、日本取引所グループ及び東証において、いろいろなものを検証、検索、解明等をしてもらって、金融庁においてその検証をさらにしっかりしていくということが必要なので、まだそういう段階なんだと思っています。

問)森友学園の国有地の売却問題に関連して、自殺された赤木俊夫さんの妻が俊夫さんの上司のものだとする音声を公表されましたが、大臣はこれは既に聞かれていますでしょうか。

答)音声を聞いたことがあるか、ありません。

問)その上司のものだとする音声の中で、確実に撤去する費用が、ごみの撤去費ですね、撤去する費用が8億になるかというところの確証はとれていないんですと上司の方が妻に打ち明ける場面がありました。また、赤木さんが改ざんの経緯などを詳細にまとめて職場に残していたということも音声の中で明かしているんですけれども、これを受けて大臣のご所感と財務省として俊夫さんが残したとされるファイルの存在を確認するとか提出するとかというお考えはありますでしょうか。

答)まず近畿財務局の職員が亡くなっておられますので、このことにつきましては残されたご遺族等のことを考えますと言葉がありませんので、慎んでご冥福をお祈り申し上げるところです。今、音声データの話がありましたが、これは訴訟に関わる話のことで直接になりますので、これに対してコメントするということはありません。また、地下埋設物の撤去や処分の費用についてはこれまでも国会で説明しているとおりであり、会計検査院から法令違反、また不当事項として指摘される事項はないと承知しており、それ以上のものはありません。

問)財務大臣としてのお尋ねではございませんが、10月17、18日に開催される靖国神社の秋季例大祭にあわせて、大臣の参拝のお考えがあるかどうかを教えてください。

答)ありません。

(以上)