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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(令和元年7月23日(火曜日))

【質疑応答】

問) 参院選についてまずお伺いいたします。今回の参院選、非改選も含めて与党で過半数を確保いたしまして一定の目標は達成できたと思います。一方で10の1人区で野党も勝利するなど、野党側にも一定の支持が集まったという見方もできると思いますが、そうした中で大臣の今回の選挙に対する総括をお伺いしたいのと、付随して今回与野党の争点で鮮明となったのが消費増税に対する考え方の違いだと思うのですが、10月の増税に向けて信任というのは集まったかどうかというお考えをお聞かせください。

答) 選挙区の個別の話は差し控えますが、全体として3年前に比べて増えていますし、その前の6年前に比べれば、あのときは政権交代直後で、あのときに比べれば減っているのだと思いますが、安定した政治基盤というものをいただいたのだという意味においては信任をいただいたというように考えていいのではないかと思いますね。それから、いわゆる10%の話というのは、全世代型の社会保障対策ということを言ってきていましたので、10月の消費税の引き上げという前提は最初から申し上げてきたところでありますから、そういった意味においては信任をいただいたものだという具合に考えています。

問) そうすると消費税の引き上げ等については、大臣も遊説等にも行かれていましたけれども、そこでも有権者の声等を聞いていられても一定の支持が集まっていた実感ベースではございますでしょうか。

答) そうですね。

問) 金融庁の報告書が問題提起した年金の問題について改めてお聞かせください。野党はこの問題についても参院選の争点化を狙いましたけれども、朝日新聞を初め各種のメディアの世論調査を見ると、足らないと言われればそうだよなと冷静に受け止める意見の方がむしろ多かった、かなり多かったような印象の中で選挙が行われました。大臣も各地で遊説されて、この年金問題についての有権者の声についてどのようにお感じになったかということについて改めてお聞かせください。

答) 年金の話というのは盛り上がらなかったですね、そういう反応なのだと思いますけれども。12年前の話のときと違って、直接に自分のところがというような話では今回ありませんでしたから、そういった意味では盛り上がらなかったという話なのだと思いますけれども。基本的にはああいったような問題というのを、書き方等、いわゆる不安をあおるというような書き方になっていましたので、いかがなものかということを申し上げてきたのですけれども、少なくとも今のあの話は、指摘しているところというのについては、我々としてはいわゆる年金というものが老後の生活の基本的なものだと思いますが、その他に関してはいろいろ不足するという方もいらっしゃれば、年金で十分だという方もいらっしゃるし、それはいろいろなのだと思いますので、受け止め方はいろいろかなという感じは、いろいろなところで話を聞きながら、いろいろ言ってくれる方はいらっしゃいますから、短い間でも言ってこられる方はいっぱいいらっしゃいますし、両方いろいろ意見が出たように聞こえましたね、私には。随分いろいろな方に声をかけていただきましたけれども、それらの話は、本当にいろいろありましたなという感じがするというのが実感ですね。

問) 関連して、この報告書の問題で、報告書の本筋とは本来関係の、柱ではない2,000万円という数字だとか5万円というところが先走ってしまったところもあるかと思うのですけれども、この選挙を1つ節目に、改めて本来金融庁の審議会もしくは役所の方で訴えたかった資産形成の呼びかけ、大臣が報告書を受け取らないということで議論も中断した、ストップしている形になっているのですけれども、改めて選挙が終わったタイミングで議論を進めていくことになりそうでしょうか。

答) これは終わった後の話とかに関係なく、審議会でいろいろな意味でこの問題については基本的な話として、これは前々からの話ですから、いろいろな審議をされていかれるというのは必要なことなので、これはいつからされるのか、どうされるのかは聞いていませんけれども、話をやっていかなければいけないというのは確かだと思いますね。

問) 日本郵政についてお伺いします。日本郵政の株式の第3次売却について、かんぽ生命の問題を受けて株価がずっと下がっているところなのですけれども、復興財源4兆円を確保するというためのラインを株価が今下回っている状況が続いていて、市場では9月にも第3次売却の準備が整うという形になっていますが、それが整っても売り出せないのではないかという懸念が高まっていますが、それについて大臣の受け止めをお願いします。

答) 株価に影響する話を財務大臣から聞けるなんていう発想はそもそも間違っていますよ。株価に関するようなコメントが出ることはありませんから。それから、売却の時期等、これは株式市場の動向とか経営の状況等、日本郵政の経営状況等注視しながら検討していくということになるのだと思いますけれどもね。

問) また参院選の話に戻るのですけれども、今回の1つの特徴がれいわ旋風というものもあったかと思います。れいわ旋風ですね、山本太郎代表の。彼らが掲げている政策というのは消費税を廃止するとか、奨学金をチャラにするとか、最低時給を1,500円にするとかというものですけれども、こういった政策に支持が集まっているということはどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。

答) 基本的にいわゆる福祉というものは、これは負担と給付のバランスの上に成り立っている話ですから、給付を増やして負担は減らしてということが成り立つと思っておられる方もおられるということですよね、れいわの方はそう思っておられるわけでしょう。私共は基本的に、少なくとも負担といわゆる給付というもののバランスは常に考えていかねばならないものだと思っていますから、昔と違って人口構成も大きく変わってきた今の時代に勤労者世代だけに負担が増えていくというような形ではとても社会福祉というのはやれないというのが現実だと思っているという意識の違いだと思いますけれどもね。

問) 財務省で去年7月からコンプライアンス推進会議を立ち上げて360度評価ですとか、一連の不祥事を受けて組織風土の改革に取り組んでこられていると思うのですけれども、それに関連してといいますか、昨日吉本興業の岡本社長がこれまでの所属芸人に対する対応について謝罪会見をしているのですけれども、その中で所属芸人に対してクビにする力があるという発言をしたとされるのですけれども、それについてパワハラであったと認めているんですが、こういった方が企業のトップに立っているという組織の体質について大臣何か所見がございましたらお聞かせ願えますでしょうか。

答) 吉本の社長という人がどういう人か知りませんし、吉本興業の内容を私が詳しく知っているわけじゃないし、その話についてのコメントを私の方から述べることはありません。

問) ご担当が違うのですが、イランのホルムズ海峡のパトロールの話、今朝イギリスの外務大臣がアメリカのパトロール隊じゃなくて、ヨーロッパのパトロール隊をつくって、そっちに参加するというふうにアメリカの誘いを拒否しているのですけれども、日本としてお立場が厳しいと思うのですが、何か御所見をいただければ。

答) これは有志連合という話がよく言われている話ですけれども、米国の考え方というのは聞いているところだとは承知していますけれども、それについて防衛省がとか外務省がとか、政府としてどうしようとする考えが今まとまっているとかというような話を聞いていませんので、ちょっと答えのしようがありません。

問) 27日で、昨年、岡本次官が就任してから、岡本体制が発足して1年になります。まずこの1年の岡本体制に対する評価をお伺いしたいのと、併せてですが、2年目も続投することになりました。続投人事の狙いと2年目に期待することもお願いします。

答) 夏、大体幹部の人事というのを行うことになっているのですけれども、財務省の場合は昨年の話が、一連の話がありましたので、財務省の再生ということでいろいろ外の方の力をかりて、私共としては財務省の再生とか風通しをよくするとか、いろいろなことをやっていっているのだと思いますけれども、風通しをよくしようという話はどこでもある話で、それは言うのですよ、みんな。どこの会社でも大きな組織、古い組織、そういった話は皆どこでもある話なので、いい話ですよ、そういう話が出てくるというのは、私共としては。そういった意味では、私は決して悪いことだとは思いませんけれども、我々としては外から人を入れさせていただいて、岡本次官を留任ということをさせていただいたのですが、少なくともいろいろこれまでの経緯からいっても、役所のことによく精通している人ですし、バランス感覚もいいしと思って留任させてと思ったのですけれども、これまで留任したのは何人だね、私の知っているのでは勝とか、細川もそうかな、その前は武藤か、そんなところでしょうか。私の知っているのはその3人ぐらいしかいないのだけれども、その前は何人ぐらいいますか?

問) その前、平成で言えば、斎藤次郎さん。

答) 斎藤さんは2年いたか、そうだったかね。俺の知っているのは武藤、細川、勝ぐらいのところが2年やったのだと記憶しますけれども、いずれにしてもそういったような例というのはそれぞれいろいろな事情があってそれに選ばれたのだと思いますけれども、私共としては、岡本というのはバランス感覚もいいですし、こういった官房やら何やら、いろいろな全体のことを、主計に限らずいろいろ知っていますので、いいのではないかなと思って続投させるということにしたというようなことです。

(以上)