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麻生大臣、根本大臣合同記者会見の概要(令和元年6月28日(金曜日))

【冒頭発言】

麻生大臣)本日G20の会合では初めてになります財務大臣と保健大臣、日本では厚生労働大臣になりますけれども、合同セッションというのを開催させていただき、根本大臣と私とで共同議長を務めさせていただいております。
 本セッションには、22か国の財務大臣及び15カ国の保健大臣が出席しておられます。この合同セッションにおきまして、財務当局と保健当局の協働の重要性、またWHOと世銀との連携など、ユニバーサル・ヘルス・ カバレッジ(UHC)のファイナンスの制度を構築するために当たって、留意すべき事項について活発な議論が行われたと思います。
 この会議では、途上国におけるUHCファイナンスの重要性というものに関する共通理解文書についてのコミットメントを確認することが出来ました。
 この文書は去る6月8日、9日のG20財務大臣・中央銀行総裁会議を福岡で開催された時に提出されたものですけれども、G20の財務大臣と保健大臣が共に同じ場で、改めてコミットメントが確認されたことに大きな意義があるのだと存じます。
 根本大臣からも補足がおありになるのだと思いますので、ご発言をいただければと存じます。 

根本大臣)本日、G20サミットで初めて財務大臣・保健大臣会合が開催されたことは大変喜ばしいと思っております。本日は保健大臣と財務大臣が肩を並べ、保健への投資の重要性や財務当局と保健当局の連携の重要性について議論し、認識を共有出来ました。今般の共通理解文書がきっかけとなり、UHC達成に向けた取組が促進されることを期待しております。
 10月のG20岡山保健大臣会合でも、この合同セッションでの議論を踏まえつつ、UHCをはじめとする国際保健課題について議論したいと思っております。  

【質疑応答】

問)世銀では2年に一度のこの会合の開催を提言されていたかと思うのですけれども、今後どのような頻度で開催されていくのか、これについて教えてください。

答)麻生大臣)いい質問ですな。
 これは正直言って、今回初めて日本でさせていただきましたが、来年がサウジアラビアなのです。サウジがこれをやるかどうかということについては、ちょっと今の段階で、我々もこれをやれというような話でもありませんし、そこで保健大臣とか健康保険というのは、サウジアラビアという国でどういう具合になっているのだかというのは、ちょっと正直分かりませんので、他のヨーロッパの国だったらちょっとということは言えるかもしれませんけれども、ちょっと分からんので、これは、僕は今日来たあの大臣の態度を見て、「ああ、これはすごくいいですね」とかなんとかいう話はしていたことはしていましたけれども、「いいですね」という話とやれるかやれないかというのは別の話ですから、そこのところはちょっと分かりませんけれども、我々としては、これはいいことだと思いましたので、進めたいとは思っていますけれども、それに対する返事はサウジに聞いていただかないと、ちょっとお答えが出来ないというところですかね。

問)先程麻生大臣が今日活発な議論があったとおっしゃったのですけれども、特に途上国の方からのご意見などで何か印象に残ったものなどがあれば教えていただきたいのと、もう一点個別にそれぞれの大臣で話すのと、今回一緒にやられたことによって、どういう充実した議論だったのかというところをもう少し教えてください。

答)麻生大臣)途上国の方からは、よくこの話、今日も聞いていた人がいましたけれども、日本は敗戦後の1945年から16年後の昭和36年、まだそのころはとてもじゃありませんけれどもという時代からこれをスタートしているということですから、我々としては、結果として今日まで、日本が世界長寿国で一番になりましたかね。少なくとも、私が生まれたころは47歳ですからね、だから、それが今80歳までになったというのは、やっぱりこの日本の皆保険制度というのが貢献したところが極めて大きいし、これがあったから、やっぱりみんな働けたし、これがあったから色々な意味で健康にとか、学校で身体検査に始まり色々なことが出来るようになっていった、色々な元はこれだと思いますので、そういった意味では他の国を見ましても平均寿命は明らかに少ないですし、日本並みに高いのは今どこですかね、スペインですかな、今。そういったところだと思いますから、そういった意味では、これは今後とも維持されてしかるべきなのだという話をよくしていましたので、その意味ではどうやってそれをやっていくかというシステムについてどうやって倣うか、それは保険でやる部分であるのですけれども、今日本の場合は保険だけでは足りなくなってきている部分がありますから、それはなったらなったでまた別の問題が起きてくるのですけれども、一番基本的な平均寿命が40以下とか50以下というところが、70、80になってくるというところは、その国が経済発展する意味でも、そこの国の人々が健康か健康じゃないかというのは、非常に大きい要素だと思いますから、その点は少々きつくても、最初の頑張りをやらないかんという話はしてありますけれども。

問)中国とアメリカはUHCについては、どういう見解を持っておられるのかということと、今回の合同セッションで中国及びアメリカどちらからでも、財務大臣の方から貿易について何か言及がございましたでしょうか。

答)麻生大臣)2つ目の質問についてから言いますが、少なくともこの席において、今回の太閤園において2つ目の質問は両方ともありません。
 最初の質問に関しては、少なくとも中国は今この種の話に関しては色々な面で非常に大きく、昔に比べて変わったと言っていました。
 アメリカはこの問題に関しては、いわゆるユニバーサル・ヘルス・ カバレッジというものでいえば、少なくとも国民皆保険なんていうのは程遠いですから、アメリカの場合は。いわゆる低福祉・低負担というのが基本ですから、ヨーロッパみたいに高福祉・高負担とは全く違います。
 従ってアメリカは、この問題に関して深くこの話がいかねばならんと思っていても、ご存知のようにオバマ・ケアで彼らはうまくいきませんでしたから、そういった意味ではこの問題に関して、まだ国内の意見が統一されているわけではないというのははっきりしています。

問)こんばんは、私はカリフォルニアから来ているのですけれども、元々はベトナム出身です。G20というのは20カ国から構成されているのですけれども、今回ベトナムは一応招待国ということで伺っておりますけれども、G20の正式メンバーではございません。ということでベトナムのようなまだ貧しい国に対して、G20はどういった支援をしていただけるのか伺いたいです。というのは、貧困国は、どこからでも支援を必要としておりますので。

答)麻生大臣)このG20の会議は、議長国が色々な形でその近郊のG20メンバー以外の国を呼ぶのがこれまでの通例です。アジアの国々を見れば、タイもベトナムもG20メンバー国ではありませんが、これらの国々はアジアで今伸びてきている国だと思っていますので、日本がこのG20に招待したという形になります。
 他に、ヨーロッパの国々を見れば、スイスとかスペインとかオランダとかいう国も、招待することが通例になっています。
 従って、これらの国々は我々の話を聞きながら色々な話をされますので、是非その中で、どういうことをしてくれるのかという質問の前に、どういうような支援を必要としているのか、どういうことがしてほしいのかを説明してほしいと思います。してほしくもないことをされてもらっても意味がありませんから、何をしてほしいのかというのが明確にされないと、話は先になかなか進まないのが基本だと思います。

(以上)