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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣記者会見の概要(平成31年3月27日(水曜日))

 

 
【冒頭発言】

 平成31年度の予算について、予算委員会における2月8日からの審議ですかね、その後で衆議院で76時間、参議院で66時間にわたって充実したご審議をいただき、先程成立させていただいております。
 税法につきましても、先程成立をいただいております。
 多くの方々のお力添えをいただいて大変スムーズにそれが成立出来て深く感謝を申し上げる次第です。
 31年度の予算は、本年10月に予定されております消費税率引上げに対応して、全世代型の社会保障制度への転換に向けた社会保障の充実や、税率引上げに伴う、いわゆる需要変動の平準化をするというようなこと、また防災・減災、国土強靱化に取り組むものであります。また、今、日本というのは、中長期的な少子高齢化というのが最大の問題ですけれども、少子高齢化という、大きな国難を乗り越えて、経済再生と財政の健全化というものの両立を図っていくために、今後この予算が4月以降、円滑に着実に今後予算がうまく利用されていくということを期待しておるところです。私の方からは以上です。

【質疑応答】
問)

 先程予算が成立しましたけれども、初めて100兆円の大台を突破し、歳出の膨張が目立つ予算となりました。成立した受け止めと歳出改革、財政運営への課題など御所見をお伺いいたします。

答)

 今100兆円の話が出ましたけれども、101兆ですけれども、実質99兆円に、今年は臨時・特別な措置というのが2兆入っていますので101兆という形になっていますけれども、消費税率の引上げというのに伴って、社会保障の充実をやっていくということで、社会保障の中には、いわゆる幼児教育・保育の無償化などをやらせていただきましたので、そういったものを実施しますので、100兆円を超えるという規模になっていますが、同時に過去社会保障の自然増が1兆円近くあったわけですが、社会保障の伸びを、この5年間高齢化による伸びに相当する水準におさめるといった歳出改革の取り組みは継続しておりますし、前年度に比べて新しく発行する国債発行額も1兆円ぐらい減額したりしていますし、財政健全化というものもしっかり進めているような内容になっていると思っていますので、まずこういった予算が着実に実施されることによって、全世代型社会保障への転換といった、これは重要課題への対応というものにきちんと取り組んでいただくということになるでしょう。引き続き財政改革、歳出歳入改革等を進めていくことで、いわゆる中期的というか長期的な2025年のプライマリーバランスの黒字化達成と、同時に債務残高の対GDP比率というものにつきましては、安定的に引き下げるということは、引き続き目指していかなければいかんというのは大事なところですかね。

問)

 今日予算が成立して、臨時・特別的な措置の中に、ポイント還元の制度が3,000億円近く含まれていると思うのですけれども、今国会でも野党の方から制度設計が煮詰まっていない中で、いわば見切り発車なんじゃないかという趣旨の批判も集まっていたかと思うのですけれども、それについて大臣の御所見をお聞かせ願えますでしょうか。

答)

 これは主に経済産業省所管の話なので、ちょっと細目については経産省に聞いてもらった方がいいと思いますから、我々としては少なくともいわゆる需要の平準化、いわゆる駆け込みとか反動減というものに対応するために、こういったものは一つの効果があるだろうなと思いましたし、また、今、観光客はかつての6年前800万がいきなり3,000万ということになっていますので、そういった人たちの話の内容で、中国人客は特にそうなのですけども、カードとかキャッシュレスの色々なものが使えないというのが、まあ事実ですな。そういったようなものに使えるような需要をやってもらいたいというような話でカードにするとか、そういった話が多くこの問題を後押しさせたのだと思うですけれども、まあ色々な意味で複雑だとか色々言われますけれども、少なくとも需要が平準化するために効果があるのは、それはそれなりの需要があるのだと思いますので、ポイントと言われて分からんというけど、若い人はみんなポイントは分かる、若い人に聞いたら全然問題ないとみんな思っている人が多いね。これ世代によって随分違うかなという感じはしましたけどね。

問)

 過去日本では消費税を引上げるたびに経済に大きなショックが起きてきたわけですけれども、今回万全の対策をとられたということで10月に消費税を引上げてもショックは起きないと、そういうふうに理解してよろしいでしょうか。

答)

 これはどう書くかですよね。ショックが起きた、起きたと書かれたらそういうことが起きたという話になっちゃうしね。いや起きなかったのではないかという人もいるから、それは人によってそれは違うのだと思いますから。
 消費税3%導入した時、あのころはもっと起きたのではないのとみんな思っているだろうけど、今から30年前に導入した時、週刊誌は100円だった。それで4月1日の日に飛行機に乗って、羽田の飛行場で週刊誌を買って110円を出してお釣りが5円しか来なかったから、知っている親父だったから「親父あと2円」と言った。「ええ」と言うから「お前103円だろう、何で105円なんか取るんだ、2円返せ」と言ったら「そんなケチなことを言うのは麻生さんだけですよ」と言われたけどね。みんな外税と内税の区別がついていないみたいだったから、みんな値上げと思っていたから誰一人文句を言わなかったよ。文句言ったのは俺だけだったよ。だから、そういうのが最初だった。それは俺の自己体験した印象しか残っていないけど、そういったものだったというような記憶はあるのですけど、今回の場合、前回の5%から8%の時に比べて、あのときの反動減やら何やら大きかったのは事実ですから、そういったものの反省を踏まえて色々対応させていただいていると思っていますから、それによってどういう反応が出てくるか、ちょっと正直、今の段階から万全の体制を打ったとは思っていますけれども、それがどういう形で出るかそれはちょっと分からんね。

(以上)