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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(平成31年3月26日(火曜日))

 

 
【質疑応答】
問)

 毎月勤労統計の問題についてお尋ねします。大臣は2015年10月の経済財政諮問会議でこの統計のサンプル入れ替え時の過去の数値の変動を問題視された上で改善策を早急に検討してほしいという発言をされております。この統計はその後、総務省統計委員会の議論を経て昨年1月、統計作成手法の変更が決まって、サンプルの入れ替え時も過去の数値を改定しないこととなりました。この作成手法の変更に大臣の諮問会議でのご発言、ご意向が影響したというふうにお考えでしょうか。それとも影響はしなかったというふうにお考えでしょうか。お考えをお願いします。

答)

 同じ質問に何回答えたかね。同じような質問に何回も答えているのだけれども、重ねて言います。毎月勤労統計の話が諮問会議で出たという話ですけれども、それはその前の発言を聞いてもらえばわかるけれども、経済情勢の判断の際には基礎になります統計の数字は極めて重要なのであって、少なくとも例えば消費者物価統計の中に通販が入っていないじゃないかと指摘した。例えば建築着工統計、その中には新規はのっかっているけれども、今圧倒的にリフォームというのがすごく大きいというのも知っているね、流れとしては。そのリフォームの方の数字はのっかっていない、とも指摘した。着工統計としてはおかしいのではないのかというような例を取り上げた、幾つか取り上げていると思うけれども、その取り上げた中で毎月勤労統計についても、少なくともサンプルが何年かごとにごそっと入れ替わったごとにギャップが生じているのはおかしいじゃないかという話をした。こういった例の一つとしてしゃべったと記憶する、俺の記憶では。その上で、少なくとも統計なんていうのは、出ていたらわかるけれども、この種の話は、極めて精緻に、専門家の人達でやる世界の話。おかしいのではないですかと言った後の話で、具体的にどうやるかなんていう話は、学者先生とかそういった人がやる話なのであって、その後開かれた会議などでも数回しゃべったことがあるけれども、私の発言が、統計委員会の結論に、反映される形になったと思ったことはありません。

問)

 今の話で言いますと、数値が変動したことを問題視はされたということだと思うのですが、それはどうしてだったのでしょうか。段差を補正するために必要な措置だったわけですけれども、過去の数値が2015年の段階では下振れされていたわけですけれども、それを問題視されたのはどうしてかと。

答)

 何もそのときだけを問題視したのではなくて、ギャップがあるのではないですかという話をしたので、そのときだけを言ったわけではありません。

問)

 日銀の物価目標の2%のことで、この国会で大臣、2%にこだわり過ぎる必要はないのではないかと総裁にも伝えていたというようなことを答弁されていますけれども、物価目標自体を大臣は取り下げてもいいと思っていらっしゃるということなのか、あるいは2%が難しいのであれば1.5でもいいよと思われているのか、そのあたりを伺わせていただけますか。

答)

 これも何十回とは言わんけれども、十数回答弁したと思うのだけれども、2%の目標を立てたのはそもそも白川総裁のときに財務大臣としてやらせてもらったのだと記憶しますね、私の記憶では。その後、黒田さんに代られた後、黒田さんが引き継がれたのですけれども、2年間で2%という話だったのですけれども、当時とその後の劇的な変化は、石油の値段が120数ドルから30何ドルまで落っこちたので、少なくとも石油の価格が4分の1なんていうことになっている状況でデフレーションがさらに激しくなる可能性が出てきているから、そういった意味ではなかなか難しいのではないですかという話でした。当たり前の話だけれども。そのときに少なくとも状況が大きく変わっていますから、2年間にこだわられる必要もないし、そもそも無理なのだから、そういった意味ではという点がまず1点。それから、2%というのに我々非常に、目標としてではありますけれども、何も物価が2%上がれば後はどうでもいいという話ではないのであって、企業の利益が出てきてみたり、賃金がとか、いろいろなものが混ざった全体として2%上がっていかないと意味がない、物価だけ2%上がったといっても意味がないので、そういった意味では全体としてのもので考えなければいけないので、2%というものにこだわって、1.99なら駄目で、2%ならいいなんていうような話ではないのではないですかという話をしたので、したがって2%の物価目標を取り下げるなんていう話をしたことは1回もありません。

問)

 仮想通貨の件でお聞かせください。

答)

 仮想通貨という言葉はやめたら。

問)

 失礼しました、暗号資産についてお聞かせください。大臣に聞かれる前に何年何カ月ぶりかは調べてくるのを忘れてしまったのですけれども、昨日久しぶりにディーカレットを含む2社に対して登録を認めることがあったのですけれども、ディーカレットという会社が新規登録であるということと、もう1つ、これは会社の個性と言っていいかどうか、財務省の次官だった勝さんが社長を務めているというのも1つの個性の会社だと思うのですけれども、新規事業であるということと、この会社に対して、いろいろな問題があった業界ではありますけれども、改めて期待することと、大臣の御所感をお聞かせください。

答)

 少なくともこれまで暗号資産に関しては2~3回、2度だったか、流失が起きたろう、確か。何回だった。

問)

 2回だと思います。

答)

 2回ね。それに対して検査結果を踏まえて、これはプロセスの明確化というのに取り組まなければいけないということで、きちんと厳正な審査をやらなければいけないよと、こういった新しいものが出てきたときには、ブロックチェーンなんかすばらしい技術だとは思うけれども、これが定着してきちんとなっていくまでにはかなりの時間を要する話なのであって、その中に善意の者とは限らないから、いろいろな人でそういったものを悪用する人がいることも考えておくと、そうすると利用者とか、そういったものを使っている人達がえらい迷惑を被る、被害を被ることになりかねないから、そういった意味ではこの審査を通じて登録要件を満たすというのは非常に大事なことなので、今何十社来ているのだったか、忘れてしまったけれども、来ているけれども、それを審査した結果、2社を登録したということなのであって、引き続ききちんとした対応をして、こういったものがうまく育っていってくれればなとは思いますけれども、なかなか今まだ途中ですよとは思います。

(以上)