財務総研トピックス(2020年2月)

2月の研究会等

〇2月4日(火曜日):IMF・OAP-PRI Economics Workshop:Sovereign and Corporate Debt

財務総合政策研究所は、IMFアジア太平洋地域事務所(OAP)と共催でIMF・OAP-PRI Economics Workshop : Sovereign and Corporate Debtを開催いたしました。

本ワークショップは、不良債権のマクロ経済への影響やソブリン債のデフォルトリスクなど債務問題について、先端的な学術研究を行っている学者やエコノミスト等を東京に招聘し、学術界と政策担当者が直接議論を深め、最新の知識と技術の共有をはかるとともに、日本の若手研究者を育成することを目的とするものです。

2回目となる今回は、IMF・PRIの両機関の他、内外の大学等から延べ62名の方に発表者・討論者として参加を頂きました。


集合写真
【集合写真】

〇2月27日(木曜日):「人口減少と経済成長に関する研究会」第3回会合

財務総合政策研究所では、人口減少社会の中で経済の生産性を高め豊かな社会を維持していくために、企業・産業、労働市場、グローバル化などの分野で、どのような対応が考えられるかについて研究・調査を行うことを目的として、「人口減少と経済成長に関する研究会」(座長:土居丈朗(慶応義塾大学教授、財務総研特別研究官))を開催することとし、2月27日に第3回会合を開催しました。



報告 :
  
「国際収支構造の変化とそのミクロ的要因」
伊藤 恵子 中央大学教授
報告 :
  
「人口減少下の日本の労働市場の方向性」
山本 勲 慶応義塾大学教授
報告 :
  
 
「生産性と経済成長」
吉川 洋 立正大学学長、財務総研名誉所長
〇2月26日(水曜日):「中国の年金制度に関する財務総研研究報告会」

中国では、年金制度の改革が、高齢化の急速な進展の下での社会保障制度の持続可能性の観点から重要な課題であると考えられていることを踏まえ、財務総合政策研究所では、中国における年金制度の現状、それに対する取組状況を把握するため、ニッセイ基礎研究所の片山ゆき准主任研究員をお招きし、研究報告会を開催しました。

当日は、片山様より「中国における公的年金制度の現状と課題」と題してご発表いただいた後、題目に関する質疑応答及び自由討論を行いました。

2月のセミナー等

〇職員トップセミナー

財務総合政策研究所では、幹部職員向け研修の一環として、様々な分野でご活躍されている方を講師にお招きして「職員トップセミナー」を開催しており、今月は以下のとおり実施しました。


2月12日(水曜日)
演題 :
講師 :
 
「東京ディズニーリゾート事業について」
上西 京一郎(株式会社オリエンタルランド代表取締役社長(兼)COO)
上西京一郎 氏の写真
【上西 京一郎 氏】

〇2月6日(木曜日)〜7日(金曜日):地方講演(於:奈良)の実施

財務総合政策研究所国際交流課 大西敢二郎課長、石川裕彬研究員、原陽亮研究員、姫路貴士研究員は、ジェトロ奈良及び奈良財務事務所において、「ミャンマーにおける金融市場の現状と中小企業金融の課題」と題して講演を実施しました。

講演に参加した中小企業関係者からは、「ミャンマーの経済情勢がよく理解できた」、「進出を検討するにあたって参考になった」といった意見がありました。


地方公演の写真1

地方公演の写真2

地方公演の写真3
地方公演の写真4

                                                                                 【講演の様子】

2月の刊行物

Public Policy Review
題名・執筆者要約
February 2020(vol.16 No.1) East Asia’s Production Networks and Economic Growth

 本特集号では、東アジアの経済成長において生産ネットワークの果たしてきた役割を検証すると共に、生産ネットワークの現状とさらなる発展における課題を明らかにし、課題への対応を考察する。

February 2020(vol.16 No.2) Exchange Market’s Influence over Companies and Response

 本特集号では、為替相場の変動により影響を受けている対外直接投資によって蓄積した海外資産や輸出入の円建て額に対して、どのような為替リスク管理をとるべきか、貿易建値通貨の選択をどうすべきか、為替相場が価格にどのように反映されるか、さらには、為替リスクとの関連で企業の国際取引に関する資金の流れを考察する。

 

DP(ディスカッション・ペーパー)
題名・執筆者要約
「ミャンマーにおける金融市場の現状と中小企業金融の課題」(PDF:852KB)
財務省財務総合政策研究所国際交流課 研究員
原 陽亮
財務省財務総合政策研究所国際交流課 研究員
姫路 貴士
財務省財務総合政策研究所国際交流課 研究員
石川 裕彬

ミャンマーのマクロ経済情勢を俯瞰した上で、銀行セクターを中心に金融システムの現状と課題を概観しつつ、財務総研が実施している技術支援を通じて把握した現地金融機関の抱える課題について考察した。同国は、概ね堅調な経済成長を遂げ、ビジネス環境も改善傾向にあるが、金融アクセス等に依然として課題が見られる。銀行セクターにおいては、外国銀行の参入等により資産規模が拡大している他、従来の担保依存主義からの脱却が徐々に進展しつつある。担保に依存しない融資審査ノウハウが求められる中で、現地金融機関の職員においては、人材や能力の不足に対する課題認識が高まってきていることが明らかになった。

 

財務総研トピックス(月別)