財務総合政策研究所国際交流課は、2017年5月15日(月曜日)〜6月9日(金曜日)に、「第26回財政経済セミナー」を開催しました。
本セミナーは、我が国と社会的・経済的に関係の密接なアジア地域を中心とした開発途上国の財務省等の若手幹部候補生を対象として、我が国の財政・経済制度に関する知識の提供を通じて参加各国の人材育成に協力すること等を目的として、毎年開催しているものです。
本年は、研修生としてアジア地域の15ヵ国から20名、聴講生として当省職員1名の計21名が参加しました。
セミナーのカリキュラムは、以下のとおりです。
財政・税制・国際経済等の幅広い分野における日本の諸政策および経済活動の経験を伝えるための講義であり、財務省及び関係諸機関の実務担当者の他、経済・財政等の各分野の研究者および専門家を講師として招聘し実施しました。
日本の文化・歴史・社会についての理解を深めてもらうための講義であり、当該分野の研究者・専門家を講師として招聘しました。
各参加者は、自国の政策課題の中から選定したテーマ(財政・財政政策・公的資金の役割)について、各分野の研究者によるグループ指導の下、グループで議論を行いました。セミナーの最後には、最終成果物として自国の課題に対する政策提言をグループ・ポリシー・ペーパーにまとめ、発表を行いました。
日本の経済・社会情勢について理解を深めてもらうため、日本銀行、国会、横浜税関、東京財務事務所、東京上野税務署、会計センター、造幣局等を視察しました。