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2020年(暦年)における日本の開発途上国に対する資金の流れ

令和4年4月22日

財務省

OECD開発援助委員会(DAC)により、2020暦年の各国の「政府開発援助(ODA)」等の数値がOECDホームページにアップデートされたことを受け、財務省では、「政府開発援助(ODA)」、「その他の政府資金(OOF:Other Official Flows)」及び「民間資金(PF: Private Flows)」等を、「日本の開発途上国に対する資金の流れ」として取りまとめ、公表します。

1.資金の流れ総計

  • 1支出総額(グロス)

    支出総額は98,325百万ドルとなり、前年に比べ22,940百万ドルの減少となりました(対前年伸び率19%減)。

    (※DAC指定為替換算レート:2019年=109.0459円/ドル、2020年=106.7624円/ドル)

  • 1支出純額(ネット)

    支出純額は32,472百万ドルとなり、前年に比べ23,047百万ドルの減少となりました(対前年伸び率42%減)。

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2.政府開発援助(ODA)

  • 1贈与相当額(GE)

    DACにおいては、2018年のODA実績から、従来の支出純額(ネット)方式に代えて、贈与相当額計上方式(注)が標準のODA計上方式として導入されました。

    (注)贈与相当額計上方式(Grant Equivalent System:GE方式)は、有償資金協力について、贈与に相当する額(贈与相当額)をODA計上するものです。供与条件が緩やかであればあるほど、額が大きくなります。

    贈与相当額は16,260百万ドルとなり、前年に比べ672百万ドルの増加となりました(対前年伸び率4.3%増)。

  • 1支出総額(グロス)

    支出総額は20,304百万ドルとなり、前年に比べ1,381百万ドルの増加となりました(対前年伸び率7.3%増)。

  • 2支出純額(ネット)

    支出純額は13,660百万ドルとなり、前年に比べ1,940百万ドルの増加となりました(対前年伸び率16.6%増)。

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3.その他の政府資金(OOF)

  • 1支出総額(グロス)

    支出総額は9,152百万ドルとなり、前年に比べ2,504百万ドルの増加となりました(対前年伸び率37.7%増加)。

  • 2支出純額(ネット)

    支出純額は4,898百万ドルとなり、前年に比べ4,585百万ドルの増加となりました(対前年伸び率1467.2%増)。

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4.民間資金(PF)

  • 1支出総額(グロス)

    支出総額は68,264百万ドルとなり、前年に比べ26,856百万ドルの減少となりました(対前年伸び率28.2%減)。

  • 2支出純額(ネット)

    支出純額は13,309百万ドルとなり、前年に比べ29,604百万ドルの減少となりました(対前年伸び率69.0%減)。

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(以上)