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令和2年上半期中 国際収支状況(速報)の概要

令和2年8月11日

財務省

令和2年上半期中 国際収支状況(速報)の概要

経常収支

経常収支の内訳
 前年同期比
貿易・サービス収支▲2兆2,687億円▲2兆6,147億円(赤字転化)
 貿易収支▲1兆976億円▲1兆2,710億円(赤字転化)
 輸出32兆53億円▲5兆9,124億円(▲15.6%減少)
輸入33兆1,029億円▲4兆6,414億円(▲12.3%減少)
サービス収支▲1兆1,711億円▲1兆3,437億円(赤字転化)
第一次所得収支10兆4,346億円▲4,366億円(黒字幅縮小)
第二次所得収支▲8,590億円▲2,930億円(赤字幅拡大)
経常収支7兆3,069億円▲3兆3,444億円(黒字幅縮小)

「経常収支」は、「サービス収支」が赤字に転化したこと等から、黒字幅を縮小した。

1.貿易・サービス収支:▲2兆2,687億円の赤字(前年同期比▲2兆6,147億円赤字転化)

「サービス収支」が赤字に転化したこと等から、「貿易・サービス収支」は赤字に転化した。

(1) 貿易収支:▲1兆976億円の赤字(前年同期比▲1兆2,710億円赤字転化)

輸出額の減少が輸入額の減少を上回ったことから、「貿易収支」は赤字に転化した。

  1. 出:32兆53億円(前年同期比▲5兆9,124億円[▲15.6%]減少)

  2. 入:33兆1,029億円(前年同期比▲4兆6,414億円[▲12.3%]減少)

[参考1]令和2年上半期分貿易統計(通関ベース:財務省関税局7月30日付公表)

(1) 輸出:32兆3,645億円(確報値:前年同期比▲5兆8,847億円[▲15.4%]減少、数量:同▲15.3%減少、価格:同▲0.1%減少)

  1. 「商品別」では、自動車(同▲1兆8,515億円 [▲30.9%]、数量:同▲30.3%)、自動車の部分品(同▲5,232億円[▲29.0%]、数量:同▲29.6%)、原動機(同▲3,317億円 [▲23.8%]、数量:同▲26.1%)等が減少。

  2. 「主要地域別」では、対北米(同▲2兆2,843億円 [▲27.4%])、アジア(同▲1兆7,135億円 [▲8.5%])等が減少。

(2) 輸入:34兆6,077億円(9桁速報値:前年同期比▲4兆5,378億円[▲11.6%]減少、数量:同▲5.9%減少、価格:同▲6.1%減少)

  1. 「商品別」では、原粗油(同▲1兆3,390億円[▲33.4%]、数量:同▲11.5%)、液化天然ガス(同▲3,877億円[▲17.0%]、数量:同▲5.7%)等が減少。

  2. 「主要地域別」では、対アジア(同▲1兆3,588億円[▲7.3%])、中東(同▲1兆3,270億円[▲29.6%])等が減少。

[参考2]原油価格(価格は石油連盟資料による、前年同期比は財務省で算出)

  1. ドルベース:51.56米ドル/バレル(前年同期比▲23.6%)

  2. 円ベース:35,252円/キロリットル(前年同期比▲24.7%)

(2) サービス収支:▲1兆1,711億円の赤字(前年同期比▲1兆3,437億円赤字転化)

「旅行収支」が黒字幅を縮小したこと等から、「サービス収支」は赤字に転化した。

[参考3]訪日外国人旅行者数(令和2年上半期):3,947,000人(前年同期比▲76.3%)

出国日本人数(令和2年上半期):2,990,400人(前年同期比▲68.7%)

(出典:日本政府観光局(JNTO))

2.第一次所得収支:10兆4,346億円の黒字(前年同期比▲4,366億円黒字幅縮小)

「直接投資収益」が黒字幅を縮小したこと等から、「第一次所得収支」は黒字幅を縮小した。

経常収支の推移

金融収支

金融収支の内訳
 
直接投資5兆9,818億円8兆4,207億円
証券投資18兆1,374億円4兆2,888億円
 株式・投資ファンド持分13兆4,053億円1兆4,840億円
中長期債11兆5,004億円1兆1,368億円
短期債▲6兆7,683億円1兆6,681億円
金融派生商品▲2,547億円7,262億円
その他投資▲17兆7,680億円▲4兆9,711億円
外貨準備1兆5,648億円3,124億円
金融収支7兆6,612億円8兆7,770億円

「証券投資」において純資産が増加したこと等から、「金融収支」は純資産が7兆6,612億円増加した。

1.金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:11兆3,481億円の資産増

本邦企業による海外企業の買収等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資:5兆7,442億円の資産増

投資信託委託会社等が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

(3) 対外中長期債投資:8兆770億円の資産増

信託銀行(信託勘定)が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2.金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:5兆3,664億円の負債増

本邦企業による海外関連会社からの借入等がみられ、負債増(実行超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資:▲7兆6,611億円の負債減

電気機器等の業種において売り越しとなったことから、負債減(処分超)となった。

(3) 対内中長期債投資:▲3兆4,234億円の負債減

中長期国債が売り越しとなったこと等から、負債減(処分超)となった。

[参考4]ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の期中平均レート)

108.19円/米ドル(前年同期:110.02円/米ドル、前年同期比1.7%の円高)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの期中平均レート)

119.30円/ユーロ(前年同期:124.31円/ユーロ、前年同期比4.0%の円高)