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令和2年10月中 国際収支状況(速報)の概要

令和2年12月8日

財務省

令和2年10月中 国際収支状況(速報)の概要

経常収支

経常収支の内訳
前年同月比
貿易・サービス収支5,865億円+4,505億円(黒字幅拡大)
貿易収支9,711億円+7,470億円(黒字幅拡大)
輸出6兆3,198億円▲2,108億円(▲3.2%減少)
輸入5兆3,488億円▲9,578億円(▲15.2%減少)
サービス収支▲3,846億円▲2,965億円(赤字幅拡大)
第一次所得収支1兆7,866億円▲471億円(黒字幅縮小)
第二次所得収支▲2,283億円▲1,128億円(赤字幅拡大)
経常収支2兆1,447億円+2,906億円(黒字幅拡大)

「経常収支」は、「貿易収支」が黒字幅を拡大したことから、黒字幅を拡大した。

1.貿易・サービス収支:5,865億円の黒字(前年同月比+4,505億円黒字幅拡大)

「貿易収支」が黒字幅を拡大したことから、「貿易・サービス収支」は黒字幅を拡大した。

(1) 貿易収支:9,711億円の黒字(前年同月比+7,470億円黒字幅拡大)

輸入額の減少が輸出額の減少を上回ったことから、「貿易収支」は黒字幅を拡大した。

  1. 出:6兆3,198億円(前年同月比▲2,108億円[▲3.2%]減少、8か月連続の減少)

  2. 入:5兆3,488億円(前年同月比▲9,578億円[▲15.2%]減少、18か月連続の減少)

[参考1]令和2年10月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局11月27日付公表)

(1) 輸出:6兆5,658億円(確報値:前年同月比▲104億円[▲0.2%]減少、数量:同▲1.6%減少、価格:同+1.5%増加)

  1. 「商品別」では、鉱物性燃料(同▲781億円[▲68.6%])、船舶(同▲535億円[▲35.5%] 、数量:同▲43.9%)、鉄鋼(同▲515億円[▲20.4%] 、数量:同▲13.0%)等が減少。

  2. 「主要地域別」では、対中南米(同▲787億円[▲26.2%])、中東(同▲688億円[同▲30.3%])等が減少。

(2) 輸入:5兆6,941億円(9桁速報値:前年同月比▲8,709億円[▲13.3%]減少、数量:同▲5.7%減少、価格:同▲8.0%減少)

  1. 「商品別」では、原粗油(同▲2,532億円[▲42.6%] 、数量:同▲14.3%)、液化天然ガス(同▲1,407億円[▲42.7%] 、数量:同▲5.7%)、航空機類(同▲786億円[▲79.5%])等が減少。

  2. 「主要地域別」では、対中東(同▲2,435億円[▲36.8%])、アジア(同▲2,230億円[▲6.9%])等が減少。

[参考2]原油価格(価格は石油連盟資料による、前年同月比は財務省で算出)

  1. ドルベース:44.51米ドル/バレル(前年同月比▲31.6%)

  2. 円ベース:29,537円/キロリットル(前年同月比▲33.1%)

(2) サービス収支:▲3,846億円の赤字(前年同月比▲2,965億円赤字幅拡大)

「旅行収支」が黒字幅を縮小したこと等から、「サービス収支」は赤字幅を拡大した。

[参考3]訪日外国人旅行者数(10月):27,400人(前年同月比▲98.9%)

出国日本人数(10月):31,000人(前年同月比▲98.1%)

(出典:日本政府観光局(JNTO))

2.第一次所得収支:1兆7,866億円の黒字(前年同月比▲471億円黒字幅縮小)

「証券投資収益」が黒字幅を縮小したこと等から、「第一次所得収支」は黒字幅を縮小した。

経常収支の推移
経常収支の推移(季節調整値)

金融収支

金融収支の内訳
10月
直接投資8,534億円987億円
証券投資▲8兆8,923億円9,479億円
株式・投資ファンド持分▲9,629億円9,341億円
中長期債▲1,031億円▲1兆6,024億円
短期債▲7兆8,263億円1兆6,162億円
金融派生商品169億円▲51億円
その他投資8兆9,403億円1兆1,232億円
外貨準備▲579億円▲2,527億円
金融収支8,605億円1兆9,120億円

「その他投資」において純資産が増加したこと等から、「金融収支」は純資産が8,605億円増加した。

1.金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:6,655億円の資産増

収益の再投資等により、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資:7,832億円の資産増

銀行等(銀行勘定)が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

(3) 対外中長期債投資:1兆4,636億円の資産増

信託銀行(信託勘定)が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2.金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:▲1,879億円の負債減

海外親会社による本邦企業からの資金回収等がみられ、負債減(回収超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資:1兆7,461億円の負債増

小売業等の業種において買い越しとなったことから、負債増(取得超)となった。

(3) 対内中長期債投資:1兆5,668億円の負債増

中長期国債が買い越しとなったこと等から、負債増(取得超)となった。

[参考4]ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)

105.24円/米ドル(前年同月:108.12円/米ドル、前年同月比2.7%の円高)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)

123.85円/ユーロ(前年同月:119.42円/ユーロ、前年同月比3.7%の円安)