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令和2年7月中 国際収支状況(速報)の概要

令和2年9月8日

財務省

令和2年7月中 国際収支状況(速報)の概要

経常収支

経常収支の内訳
前年同月比
貿易・サービス収支▲2,122億円+596億円(赤字幅縮小)
貿易収支1,373億円+2,200億円(黒字転化)
輸出5兆2,294億円▲1兆2,709億円(▲19.6%減少)
輸入5兆922億円▲1兆4,908億円(▲22.6%減少)
サービス収支▲3,495億円▲1,604億円(赤字幅拡大)
第一次所得収支1兆7,827億円▲5,975億円(黒字幅縮小)
第二次所得収支▲1,021億円▲170億円(赤字幅拡大)
経常収支1兆4,683億円▲5,550億円(黒字幅縮小)

「経常収支」は、「第一次所得収支」が黒字幅を縮小したこと等から、黒字幅を縮小した。

1.貿易・サービス収支:▲2,122億円の赤字(前年同月比+596億円赤字幅縮小)

「貿易収支」が黒字に転化したことから、「貿易・サービス収支」は赤字幅を縮小した。

(1) 貿易収支:1,373億円の黒字(前年同月比+2,200億円黒字転化)

輸入額の減少が輸出額の減少を上回ったことから、「貿易収支」は黒字に転化した。

  1. 出:5兆2,294億円(前年同月比▲1兆2,709億円[▲19.6%]減少、5か月連続の減少)

  2. 入:5兆922億円(前年同月比▲1兆4,908億円[▲22.6%]減少、15か月連続の減少)

[参考1]令和2年7月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局8月28日付公表)

(1) 輸出:5兆3,692億円(確報値:前年同月比▲1兆2,743億円[▲19.2%]減少、数量:同▲21.9%減少、価格:同+3.5%増加)

  1. 「商品別」では、自動車(同▲3,254億円[▲30.0%] 、数量:同▲31.1%)、自動車の部分品(同▲974億円[▲32.5%] 、数量:同▲35.6%)、船舶(同▲964億円[▲68.2%] 、数量:同▲61.1%)等が減少。

  2. 「主要地域別」では、対北米(同▲2,985億円[▲20.7%])、アジア(同▲2,853億円[▲8.2%])等が減少。

(2) 輸入:5兆3,582億円(9桁速報値:前年同月比▲1兆5,391億円[▲22.3%]減少、数量:同▲14.0%減少、価格:同▲9.7%減少)

  1. 「商品別」では、原粗油(同▲4,334億円[▲63.1%] 、数量:同▲23.4%)、液化天然ガス(同▲1,197億円[▲32.9%] 、数量:同▲11.5%)等が減少。

  2. 「主要地域別」では、対中東(同▲4,484億円[▲58.2%])、アジア(同▲4,418億円[▲13.5%])等が減少。

[参考2]原油価格(価格は石油連盟資料による、前年同月比は財務省で算出)

  1. ドルベース:32.70米ドル/バレル(前年同月比▲51.4%)

  2. 円ベース:22,055円/キロリットル(前年同月比▲51.8%)

(2) サービス収支:▲3,495億円の赤字(前年同月比▲1,604億円赤字幅拡大)

「旅行収支」が黒字幅を縮小したことから、「サービス収支」は赤字幅を拡大した。

[参考3]訪日外国人旅行者数(7月):3,800人(前年同月比▲99.9%)

出国日本人数(7月):20,300人(前年同月比▲98.8%)

(出典:日本政府観光局(JNTO))

2.第一次所得収支:1兆7,827億円の黒字(前年同月比▲5,975億円黒字幅縮小)

「直接投資収益」が黒字幅を縮小したこと等から、「第一次所得収支」は黒字幅を縮小した。

経常収支の推移
経常収支の推移(季節調整値)

金融収支

金融収支の内訳
7月
直接投資1兆9,807億円▲1兆8,026億円
証券投資▲12兆5,834億円4兆7,677億円
株式・投資ファンド持分▲5兆568億円1兆854億円
中長期債▲1兆3,776億円6兆8,229億円
短期債▲6兆1,489億円▲3兆1,407億円
金融派生商品▲375億円5,542億円
その他投資12兆6,877億円▲2兆7,333億円
外貨準備618億円1,419億円
金融収支2兆1,094億円9,279億円

「その他投資」において純資産が増加したこと等から、「金融収支」は純資産が2兆1,094億円増加した。

1.金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:2兆771億円の資産増

本邦企業による海外企業の買収等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資:▲5兆4,774億円の資産減

銀行等(銀行勘定)が売り越しとなったこと等から、資産減(処分超)となった。

(3) 対外中長期債投資:1兆4,748億円の資産増

信託銀行(信託勘定)が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2.金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:963億円の負債増

収益の再投資等により、負債増(実行超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資:▲4,205億円の負債減

保険業等の業種において売り越しとなったことから、負債減(処分超)となった。

(3) 対内中長期債投資:2兆8,525億円の負債増

その他債券が買い越しとなったこと等から、負債増(取得超)となった。

[参考4]ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)

106.78円/米ドル(前年同月:108.22円/米ドル、前年同月比1.3%の円高)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)

122.15円/ユーロ(前年同月:121.43円/ユーロ、前年同月比0.6%の円安)