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EBRDで勤務する日本人スタッフからのメッセージ

○ 榎村 庸子 氏(ドナー協調融資局 アソシエート・ポリシーアドバイザー)

 世界銀行、アジア開発銀行等と同様に欧州開発銀行(EBRD)も国際金融機関の1つでありますが、1991年に創設されたこともあり、新しく勢いがある組織となります。実際に、ここ数年でEBRDの業務は、地中海沿岸地域まで拡大しており、日々変化していく業務の中で、共に成長していける機関となります。

 私の所属する部署(ドナー協調融資局:Donor Co-Financing)の主な業務は、バイラテラルドナー、マルチドナーとの関係構築、ドナー関連の方針策定等です。各国のドナーに個々のファンドマネージャーが付き、パイプライン案件、今後の融資等について話し合いを重ねます。その他、ドナー関連の方針(ポリシー)策定、ドナー向けの成果(リザルツ)報告書作成、そしてスタッフへ向けてのドナー関連研修等ドナー関連業務全般を担っています。

 EBRDの魅力は勢いがあり共に成長していける点以外に、他の国際金融機関に比べ小規模なため風通しが良いことにあります。例えば、日本の財務省の方と、日本が拠出する予定のパイプライン案件について協議をする機会が毎週のようにあり、自分の関わった案件がパイプラインから調達、承認など案件として形になっていくのを身近に感じることが出来ます。また、自分の策定したドナー関連の方針(ポリシー)が、方針止まりで終わるのではなく、短期間で執行され、チーム内に浸透していくところまで確認できるのは、EBRDならではの風通しの良さの現れだと思います。

 業務以外でも、EBRDでは様々な試みをしています。2017年より毎年ダイバーシティーウィークという取組の下、職場での多様性を推進する機会を提供しています。人種・国籍・性別等の属性の多様性、価値観を理解することで、働きやすい職場にしていこうという試みです。EBRD内では、まだ数少ないアジア勢(日本、韓国、中国、台湾(ドナーとしての参加のみ))ですが、ダイバーシティーウィークでは、折り紙ワークショップ、利き酒等を通し、日本を少しでも身近に感じてもらうような活動も実施しています。(写真は、民族衣装を身に纏った台湾、韓国の職員と共に。)

 この様に、風通しが良く共に成長できる機関であるEBRDに、少しでも興味がある方がいらっしゃいましたら、是非応募してみて下さい。(https://jobs.ebrd.com/

 また、開発コンサル業界の皆様、都市開発、鉄道、道路などのインフラ等、日本の優れた技術が発揮できる分野が多くありますので、EBRDの案件を勝ち取ってみてください。2016年3月、EBRD代表事務所が丸の内に開所致しましたので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

榎村庸子氏、職場デスクにて。榎村庸子氏、和服を着て同僚と。