令和2年3月6日
財務省
令和元年の税関における知的財産侵害物品の差止状況
知的財産侵害物品の輸入差止点数が7年ぶりに100万点超え
(令和元年の税関における知的財産侵害物品の差止状況)
財務省は、令和元年の全国の税関における偽ブランド品などの知的財産侵害物品の 差止状況をまとめましたのでお知らせします。
全体:輸入差止点数が7年ぶりに100万点超え
輸入差止件数は23,934件で、前年と比べて8.0%減少しました。
輸入差止点数は1,018,880点で、前年と比べて9.6%増加し、7年ぶりの100万点超えとなりました。
仕出国(地域)別:中国来の輸入差止件数が引き続き最多
仕出国(地域)別の輸入差止件数では、中国が全体の82.8%(19,814件)を占め、引き続き高水準で推移しています。
品目別:健康や安全を脅かす危険性のある物品の輸入差止めが継続
使用又は摂取することにより健康や安全を脅かす危険性のある、医薬品、自動車付属品、電気製品、美容用品などの輸入差止めが続いています。
医薬品の輸入差止件数は443件で、前年と比べて25.9%増加しました。
その他:オリンピック・パラリンピック関連品の輸入差止めが増加
レプリカメダル、記念メダル、ピンバッジなどの東京オリンピック・パラリンピック関連品の輸入差止めが増加しています。
(注1) 令和元年は、平成31年1月から令和元年12月を示します。
(注2)「輸入差止件数」は、税関が差し止めた知的財産侵害物品が含まれていた輸入申告又は郵便物の数です。
「輸入差止点数」は、税関が差し止めた知的財産侵害物品の数です。
例えば、1件の輸入申告又は郵便物に、20点の知的財産侵害物品が含まれていた場合は、「1件20点」 として計上しています。