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報道発表

平成23年12月8日

財務省

平成23年10月中 国際収支状況(速報)の概要

【ポイント】
所得収支黒字は拡大したものの、貿易・サービス収支が赤字に転じた結果、経常収支黒字は8か月連続で縮小(前年同月比)。 

 

(別添)国際収支の推移表(PDF形式)

ローマ数字1 経常収支

経常収支:5,624億円の黒字(前年同月比▲9,325億円[▲62.4%]黒字幅縮小)
「所得収支」の黒字幅は拡大したものの、「貿易・サービス収支」が赤字に転じたことから、経常収支の黒字幅は縮小した。経常収支は本年3月から8か月連続の黒字幅縮小。

1.貿易・サービス収支:▲4,816億円の赤字(前年同月比▲1兆1,278億円 赤字に転化)
「貿易収支」が赤字に転じ、また、「サービス収支」の赤字幅が拡大したことから、貿易・サービス収支は赤字に転じた(貿易・サービス収支は2か月ぶりの赤字)。

(1) 貿易収支:▲2,061億円の赤字(前年同月比▲1兆1,098億円 赤字に転化)
輸出が減少し、また、鉱物性燃料の価格上昇等により輸入が増加し、貿易収支は2か月ぶりに赤字に転じた(前月は3,732億円の黒字)。

マル1 輸出:5兆2,642億円(前年同月比▲1,485億円[▲2.7%] 減少)
前年同月比で3ヶ月ぶりの減少(前月:+3.0%増)。
マル2 輸入:5兆4,703億円(前年同月比+9,613億円[+21.3%] 増加)
前年同月比で22ヶ月連続の増加(前月:+15.2%増)。

[参考1] 平成23年10月分貿易統計(財務省関税局)
(通関ベース:輸出は確報値、輸入は9桁ベースの速報値)

(1) 輸出:5兆5,075億円(前年同月比▲2,150億円[▲3.8%] 減少)
マル1 「主要地域別」では、対アジア(同▲2,177億円[▲6.8%]、うち中国(同▲951億円[▲8.1%])、対中南米(同▲314億円 [▲10.1%])、対米国(同▲209億円 [▲2.3%])等が減少。
マル2 「商品別」では、半導体等電子部品(同▲723億円 [▲20.8%])、船舶(同▲507億円[▲32.4%])が減少。他方、自動車(同+478億円[+6.1%])等が増加。

(2) 輸入:5兆7,876億円(前年同月比+8,778億円[+17.9%] 増加)
マル1 「主要地域別」では、対アジア(同+3,619億円[+16.0%]、うち中国(同+1,849億円[+16.5%]))、対中東(同+2,721億円[+36.8%])、対EU(同+708億円[+15.2%])等が増加。
マル2 「商品別」では、原粗油(同+2,241億円[+33.4%];数量は+1.1%)、液化天然ガス(同+1,574億円[+63.8%];数量は+17.9%)、通信機(同+565億円[+50.2%])等が増加。

[参考2] 原油価格(石油連盟)
マル1ドルベース:110.88米ドル/バレル(対前年同月比+43.5%)
マル2円ベース:53,495円/キロリットル(対前年同月比+31.9%)

(2) サービス収支:▲2,754億円の赤字(前年同月比▲181億円 赤字幅拡大)
「輸送収支」及び「旅行収支」の赤字幅が拡大したこと等により、サービス収支の赤字幅は5か月連続で拡大した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数:615,800人(対前年同月比▲15.3%)
      出国日本人数:1,510,000人(対前年同月比+5.1%)
          (出典:日本政府観光局(JNTO))

2.所得収支:1兆1,215億円の黒字(前年同月比+1,892億円[+20.3%] 黒字幅拡大)
証券投資に係る配当金の受取増加を主因として、所得収支の黒字幅は7か月連続で拡大した。

(注) 上記ローマ数字1における過去の計数との比較は、現行統計で比較可能な昭和60年1月(増減額及び増減率は昭和61年1月)以降の数値による。

 

ローマ数字2 資本収支

資本収支:▲5,277億円の流出超(前月:▲1兆7,896億円の流出超)

1.投資収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:▲7,655億円の流出超(前月:▲1兆8,098億円の流出超)
本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、流出超が継続した。

(2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):369億円の流入超(前月:▲3,410億円の流出超)
投資信託委託会社等の売り越しを主因として、流入(処分)超に転じた。

(3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲7,729億円の流出超(前月:▲2兆9,984億円の流出超)
生命保険会社が買い越しとなったこと等から、流出(取得)超が継続した。

2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:▲1,122億円の流出超(前月:▲507億円の流出超)
海外親会社による本邦企業の株式処分等がみられ、流出超が継続した。

(2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):814億円の流入超(前月:▲9,410億円の流出超)
小売業等において買い越しとなったことから、流入(取得)超に転じた。

(3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):102億円の流入超(前月:277億円の流入超)
政府機関債が買い越しとなったこと等から、流入(取得)超が継続した。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
              76.77円/米ドル(前年同月:81.87円/米ドル、対前年同月比6.2%の円高)

           ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート) 
              105.24円/ユーロ(前年同月:113.65円/ユーロ、対前年同月比7.4%の円高)

問い合わせ先

国際局為替市場課国際収支第1係 Tel:03(3581)4111 内線2860, 2888