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報道発表

平成23年8月8日

財務省

平成23年6月中 国際収支状況(速報)の概要

【ポイント】
所得収支黒字は拡大したものの、貿易・サービス収支の黒字幅が縮小した結果、経常収支黒字は4ヶ月連続で縮小(前年同月比)。 

 

(別添)国際収支の推移表(PDF形式)

ローマ数字1 経常収支

経常収支:5,269億円の黒字(前年同月比▲5,310億円[▲50.2%]黒字幅縮小)
「所得収支」の黒字幅は拡大したものの、「貿易・サービス収支」の黒字幅が縮小したことから、経常収支の黒字幅は縮小した。

1.貿易・サービス収支:108億円の黒字(前年同月比▲6,594億円[▲98.4%]黒字幅縮小)
「サービス収支」の赤字幅が拡大し、また、「貿易収支」の黒字幅が縮小したことから、「貿易・サービス収支」の黒字幅は縮小した(前月は▲7,903億円の赤字)。

(1) 貿易収支:1,315億円の黒字(前年同月比▲6,306億円[▲82.7%]黒字幅縮小)
鉱物性燃料の価格上昇等により輸入が増加する一方、東日本大震災の影響等による輸出の減少幅が縮小した結果、貿易収支は3か月ぶりに黒字となった(前月は▲7,727億円の赤字)。

マル1 輸出:5兆5,044億円(前年同月比▲585億円[▲1.1%] 減少)
前年同月比で4ヶ月連続の減少(前月:▲9.8%減)。
マル2 輸入:5兆3,729億円(前年同月比+5,720億円[+11.9%] 増加)
前年同月比で18ヶ月連続の増加(前月:+14.7%増)。

[参考1] 平成23年6月分貿易統計(財務省関税局)
(通関ベース:輸出は確報値、輸入は9桁ベースの速報値)

(1) 輸出:5兆7,756億円(前年同月比▲917億円[▲1.6%] 減少)
マル1 「主要地域別」では、対アジア(同▲570億円 [▲1.7%] 、うち中国(同+128億円[+1.2%]))、対米国(同▲561億円[▲6.1%])、対中南米(同▲371億円[▲10.5%])等が減少
マル2 「商品別」では、自動車(同▲1,075億円[▲12.5%])、半導体等電子部品(同▲631億円[▲17.1%])、自動車の部分品(同▲272億円 [▲10.3%])等が減少。

(2) 輸入:5兆7,069億円(前年同月比+5,102億円[+9.8%] 増加)
マル1 「主要地域別」では、対中東(同+2,217億円 [+26.9%])、対アジア(同+2,065億円[+8.7%]、うち中国(同+636億円[+5.5%]))、対中南米(同+455億円[+23.5%])等が増加。
マル2 「商品別」では、鉱物性燃料(同+3,524億円[+25.5%])、通信機(同+301億円[+24.3%])等が増加。他方、半導体等電子部品(同▲404億円[▲21.3%])、原動機(同▲296億円[▲36.6%])等が減少。

[参考2] 原油価格(石油連盟)
マル1ドルベース:114.66米ドル/バレル(対前年同月比+43.9%)
マル2円ベース:58,383円/キロリットル(対前年同月比+27.6%)

(2) サービス収支:▲1,206億円の赤字(前年同月比▲288億円 赤字幅拡大)
「その他サービス」の黒字幅は拡大したものの、「旅行収支」の赤字幅が拡大したこと等により、サービス収支の赤字幅は拡大した。

2.所得収支:6,069億円の黒字(前年同月比+1,462億円[+31.7%] 黒字幅拡大)
直接投資に係る配当金の受取増加等を主因として、所得収支の黒字幅は3か月連続で拡大した。

(注) 上記ローマ数字1における過去の計数との比較は、現行統計で比較可能な昭和60年1月(増減額及び増減率は昭和61年1月)以降の数値による。

 

ローマ数字2 資本収支

資本収支:▲1,914億円の流出超(前月:▲1,638億円の流出超)

1.投資収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:▲5,675億円の流出超(前月:▲5,975億円の流出超)
本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、流出超が継続した。

(2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):▲5,249億円の流出超(前月:▲2,551億円の流出超)
年金資金や投資信託等の買い越しを主因として、流出(取得)超が継続した。

(3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲6,058億円の流出超(前月:9,753億円の流入超)
生保等が買い越し幅を拡大したこと等から、流出(取得)超に転じた。

2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:▲660億円の流出超(前月:▲146億円の流出超)
海外親会社による本邦企業の株式処分等がみられ、流出超が継続した。

(2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):▲1,368億円の流出超(前月:264億円の流入超)
電気機器・機械関連において売り越しとなったこと等から、流出(処分)超に転じた。

(3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):▲1兆5,099億円の流出超(前月:2兆4,508億円の流入超)
中長期国債が売り越しとなったこと等から、流出(処分)超に転じた。

[参考3] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
              80.51円/米ドル(前年同月:90.92円/米ドル、対前年同月比11.4%の円高)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート) 
              115.82円/ユーロ(前年同月:110.99円/ユーロ、対前年同月比4.4%の円安)

問い合わせ先

国際局為替市場課国際収支第1係 Tel:03(3581)4111 内線2860, 2888