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報道発表

令和2年11月10日

財務省

令和2年9月中 国際収支状況(速報)の概要

T経常収支

経常収支の内訳
前年同月比
貿易・サービス収支6,810億円+6,980億円(黒字転化)
貿易収支9,184億円+9,326億円(黒字転化)
輸出5兆9,542億円▲2,642億円(▲4.2%減少)
輸入5兆357億円▲1兆1,968億円(▲19.2%減少)
サービス収支▲2,374億円▲2,347億円(赤字幅拡大)
第一次所得収支1兆7,139億円▲1,311億円(黒字幅縮小)
第二次所得収支▲7,347億円▲4,993億円(赤字幅拡大)
経常収支1兆6,602億円+676億円(黒字幅拡大)

「経常収支」は、「貿易収支」が黒字に転化したことから、黒字幅を拡大した。

1.貿易・サービス収支:6,810億円の黒字(前年同月比+6,980億円黒字転化)

「貿易収支」が黒字に転化したことから、「貿易・サービス収支」は黒字に転化した。

(1) 貿易収支:9,184億円の黒字(前年同月比+9,326億円黒字転化)

輸入額の減少が輸出額の減少を上回ったことから、「貿易収支」は黒字に転化した。

  1. 出:5兆9,542億円(前年同月比▲2,642億円[▲4.2%]減少、7か月連続の減少)

  2. 入:5兆357億円(前年同月比▲1兆1,968億円[▲19.2%]減少、17か月連続の減少)

[参考1]令和2年9月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局10月29日付公表)

(1) 輸出:6兆541億円(確報値:前年同月比▲3,149億円[▲4.9%]減少、数量:同▲7.7%減少、価格:同+3.0%増加)

  1. 「商品別」では、鉄鋼(同▲767億円[▲29.1%] 、数量:同▲18.9%)、鉱物性燃料(同▲710億円[▲60.6%])、船舶(同▲670億円[▲51.2%] 、数量:同▲40.5%)等が減少。

  2. 「主要地域別」では、対中南米(同▲1,301億円[▲44.2%])、中東(同▲843億円[▲38.3%])等が減少。

(2) 輸入:5兆3,663億円(9桁速報値:前年同月比▲1兆1,318億円[▲17.4%]減少、数量:同▲8.5%減少、価格:同▲9.8%減少)

  1. 「商品別」では、原粗油(同▲2,630億円[▲43.4%] 、数量:同▲20.7%)、液化天然ガス(同▲1,438億円[▲42.2%] 、数量:同+1.0%)、通信機(同▲1,165億円[▲39.2%])等が減少。

  2. 「主要地域別」では、対アジア(同▲4,030億円[▲12.6%])、中東(同▲2,862億円[▲41.5%])等が減少。

[参考2]原油価格(価格は石油連盟資料による、前年同月比は財務省で算出)

  1. ドルベース:46.20米ドル/バレル(前年同月比▲28.1%)

  2. 円ベース:30,788円/キロリットル(前年同月比▲28.6%)

(2) サービス収支:▲2,374億円の赤字(前年同月比▲2,347億円赤字幅拡大)

「旅行収支」が黒字幅を縮小したこと等から、「サービス収支」は赤字幅を拡大した。

[参考3]訪日外国人旅行者数(9月):13,700人(前年同月比▲99.4%)

出国日本人数(9月):31,600人(前年同月比▲98.2%)

(出典:日本政府観光局(JNTO))

2.第一次所得収支:1兆7,139億円の黒字(前年同月比▲1,311億円黒字幅縮小)

「証券投資収益」が黒字幅を縮小したこと等から、「第一次所得収支」は黒字幅を縮小した。

経常収支の推移
経常収支の推移(季節調整値)

U金融収支

金融収支の内訳
9月
直接投資987億円5,665億円
証券投資9,479億円5兆9,690億円
株式・投資ファンド持分9,341億円4,200億円
中長期債▲1兆6,024億円3兆4,379億円
短期債1兆6,162億円2兆1,111億円
金融派生商品▲51億円▲1,569億円
その他投資1兆1,232億円▲5兆6,745億円
外貨準備▲2,527億円▲1,323億円
金融収支1兆9,120億円5,718億円

「その他投資」において純資産が増加したこと等から、「金融収支」は純資産が1兆9,120億円増加した。

1.金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:7,678億円の資産増

本邦企業による海外子会社の増資引受等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資:▲1兆2,993億円の資産減

信託銀行(信託勘定)が売り越しとなったこと等から、資産減(処分超)となった。

(3) 対外中長期債投資:4,755億円の資産増

信託銀行(信託勘定)が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2.金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:6,691億円の負債増

本邦企業による海外関連企業からの借入等がみられ、負債増(実行超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資:▲2兆2,333億円の負債減

銀行業等の業種において売り越しとなったことから、負債減(処分超)となった。

(3) 対内中長期債投資:2兆779億円の負債増

その他債券が買い越しとなったこと等から、負債増(取得超)となった。

[参考4]ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)

105.74円/米ドル(前年同月:107.41円/米ドル、前年同月比1.6%の円高)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)

124.66円/ユーロ(前年同月:118.24円/ユーロ、前年同月比5.4%の円安)

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03-3581-4111 内線2860、2888