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報道発表

平成30年10月9日

財務省

平成30年8月中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

経常収支の内訳
 前年同月比
貿易・サービス収支▲2,254億円▲5,776億円(赤字転化)
 貿易収支▲2,193億円▲5,539億円(赤字転化)
 輸出6兆6,526億円+4,686億円(+7.6%増加)
輸入6兆8,719億円+1兆 225億円(+17.5%増加)
サービス収支▲61億円▲237億円(赤字転化)
第一次所得収支2兆2,891億円+412億円(黒字幅拡大)
第二次所得収支▲2,253億円▲259億円(赤字幅拡大)
経常収支1兆8,384億円▲5,623億円(黒字幅縮小)

「経常収支」は、「貿易収支」が赤字に転化したこと等から、黒字幅を縮小した。

1.貿易・サービス収支:▲2,254億円の赤字(前年同月比▲5,776億円 赤字転化)

「貿易収支」が赤字に転化したこと等から、「貿易・サービス収支」は赤字に転化した。

(1) 貿易収支:▲2,193億円の赤字(前年同月比▲5,539億円 赤字転化)

輸入額の増加が輸出額の増加を上回ったことから、「貿易収支」は赤字に転化した。

  1. 出:6兆6,526億円(前年同月比+4,686億円[+7.6%]増加、22か月連続の増加)

  2. 入:6兆8,719億円(前年同月比+1兆225億円[+17.5%]増加、5か月連続の増加)

[参考1] 平成30年8月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局9月27日付公表)

(1) 輸出:6兆6,920億円(確報値:前年同月比+4,135億円[+6.6%]増加、数量:同+1.1%増加、価格:同+5.4%増加)

  1. 「商品別」では、半導体等製造装置(同+649億円[+34.3%]、数量:同+14.5%)、自動車(同+470億円[+5.3%]、数量:同+2.4%)、船舶(同+372億円[+47.7%]、数量:同+25.5%)等が増加。

  2. 「主要地域別」では、対アジア(同+2,406億円[+6.9%])等が増加。

(2) 輸入:7兆1,305億円(9桁速報値:前年同月比+9,487億円[+15.3%]増加、数量:同+4.4%増加、価格:同+10.5%増加)

  1. 「商品別」では、原粗油(同+3,350億円[+59.6%]、数量:同+1.1%)、液化天然ガス(同+990億円[+28.6%]、数量:同+4.4%)、石炭(同+709億円[+35.5%]、数量:同+9.4%)等が増加。

  2. 「主要地域別」では、対中東(同+3,722億円[+56.4%])、アジア(同+2,148億円[+7.2%])等が増加。

[参考2] 原油価格(価格は石油連盟資料による、前年同月比は財務省で算出)

  1. ドルベース:76.93米ドル/バレル(前年同月比+57.1%)

  2. 円ベース:53,874円/キロリットル(前年同月比+57.8%)

(2) サービス収支:▲61億円の赤字(前年同月比▲237億円 赤字転化)

「輸送収支」が赤字幅を拡大したことから、「サービス収支」は赤字に転化した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数(8月):2,577,800人(前年同月比+4.1%)

出国日本人数(8月):2,033,400人(前年同月比+7.7%)

(出典:日本政府観光局(JNTO))

2.第一次所得収支:2兆2,891億円の黒字(前年同月比+412億円 黒字幅拡大)(うち再投資収益は
4,767億円の黒字)

「直接投資収益」が黒字幅を拡大したこと等から、「第一次所得収支」は黒字幅を拡大した。

経常収支の推移
経常収支の推移(季節調整値)

U 金融収支

金融収支の内訳
 8月
直接投資1兆3,545億円1兆1,334億円
証券投資▲2,750億円2兆9,623億円
 株式・投資ファンド持分1兆9,787億円6,126億円
中長期債1兆2,823億円▲5,208億円
短期債▲3兆5,360億円2兆8,705億円
金融派生商品1,487億円1,674億円
その他投資3,348億円▲5兆2,773億円
外貨準備3,498億円1,823億円
金融収支1兆9,128億円▲8,319億円

「直接投資」において純資産が増加したこと等から、「金融収支」は純資産が1兆9,128億円増加した。

1.金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:1兆3,150億円の資産増

本邦企業による海外企業の買収等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資:1兆1,034億円の資産増

投資信託委託会社等が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

(3) 対外中長期債投資:3,400億円の資産増

金融商品取引業者が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2.金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:▲395億円の負債減

海外親会社による本邦企業からの資金回収等がみられ、負債減(回収超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資:▲8,753億円の負債減

小売業等の業種において売り越しとなったことから、負債減(処分超)となった。

(3) 対内中長期債投資:▲9,423億円の負債減

中長期国債が売り越しとなったこと等から、負債減(処分超)となった。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)

111.06円/米ドル(前年同月:109.91円/米ドル、前年同月比1.0%の円安)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート)

128.22円/ユーロ(前年同月:129.84円/ユーロ、前年同月比1.2%の円高)

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03-3581-4111 内線2860、2888