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報道発表

平成30年5月10日

財務省

平成29年度中 国際収支状況(速報)の概要

T 経常収支

経常収支の内訳
 前年度比
貿易・サービス収支3兆9,789億円▲4,249億円(黒字幅縮小)
 貿易収支4兆5,818億円▲1兆2,033億円(黒字幅縮小)
 輸出78兆3,060億円+7兆5,009億円(+10.6%増加)
輸入73兆7,242億円+8兆7,042億円(+13.4%増加)
サービス収支▲6,029億円+7,784億円(赤字幅縮小)
第一次所得収支19兆9,105億円+1兆1,844億円(黒字幅拡大)
第二次所得収支▲2兆1,532億円▲421億円(赤字幅拡大)
経常収支21兆7,362億円+7,174億円(黒字幅拡大)

「経常収支」は、「第一次所得収支」が黒字幅を拡大したこと等から、黒字幅を拡大した。

1.貿易・サービス収支:3兆9,789億円の黒字(前年度比▲4,249億円 黒字幅縮小)

「貿易収支」が黒字幅を縮小したことから、「貿易・サービス収支」は、黒字幅を縮小した。

(1) 貿易収支:4兆5,818億円の黒字(前年度比▲1兆2,033億円 黒字幅縮小)

輸入額の増加が輸出額の増加を上回ったことから、「貿易収支」は黒字幅を縮小した。

  1. 出:78兆3,060億円(前年度比+7兆5,009億円[+10.6%]増加)

  2. 入:73兆7,242億円(前年度比+8兆7,042億円[+13.4%]増加)

[参考1] 平成29年度分貿易統計(通関ベース:財務省関税局4月26日付公表)

(1) 輸出:79兆2,226億円(確報値:前年度比+7兆7,004億円[+10.8%]増加、数量:同+4.5%増加、価格:同+6.0%増加)

  1. 「商品別」では、自動車(同+7,917億円 [+7.0%]、数量:同+4.3%)、半導体等製造装置(同+4,777億円[+22.1%] 、数量:同+21.5%)、鉄鋼(同+3,789億円[+12.9%]、数量:同▲7.4%)等が増加。

  2. 「主要地域別」では、対アジア(同+5兆337億円 [+13.1%])等が増加。

(2) 輸入:76兆7,698億円(9桁速報値:前年度比+9兆2,210億円[+13.7%]増加、数量:同+3.3%増加、価格:同+10.0%増加)

  1. 「商品別」では、原粗油(同+1兆1,005億円[+17.8%]、数量:同▲3.8%)、液化天然ガス(同+7,362億円[+22.1%]、数量:同▲1.0%)、石炭(同+6,292億円[+32.9%]、数量:同+0.9%)等が増加。

  2. 「主要地域別」では、対アジア(同+4兆784億円[+12.2%])、対中東(同+1兆2,941億円[+18.1%])等が増加。

[参考2] 原油価格(価格は石油連盟資料による、前年度比は財務省で算出)

  1. ドルベース:57.04米ドル/バレル(前年度比+20.0%)

  2. 円ベース:39,823円/キロリットル(前年度比+22.4%)

(2) サービス収支:▲6,029億円の赤字(前年度比+7,784億円 赤字幅縮小)

「旅行収支」が黒字幅を拡大したこと等から、「サービス収支」は赤字幅を縮小した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数(29年度):29,772,579人(前年度比+19.9%)

出国日本人数(29年度):17,976,765人(前年度比+2.8%)

(出典:日本政府観光局(JNTO)の資料により財務省で算出)

2.第一次所得収支:19兆9,105億円の黒字(前年度比+1兆1,844億円 黒字幅拡大)(うち再投資収益は4兆7,267億円の黒字)

「直接投資収益」が黒字幅を拡大したこと等から、「第一次所得収支」は黒字幅を拡大した。

経常収支の推移

U 金融収支

金融収支の内訳
 29年前年
直接投資14兆3,233億円17兆1,041億円
証券投資6兆5,114億円5兆1,778億円
 株式・投資ファンド持分11兆6,664億円6兆4,512億円
中長期債▲4兆2,055億円1兆5,303億円
短期債▲9,494億円▲2兆8,036億円
金融派生商品1兆8,579億円7,530億円
その他投資▲5兆5,491億円1兆1,355億円
外貨準備2兆2,709億円5,703億円
金融収支19兆4,144億円24兆7,407億円

「直接投資」において純資産が増加したこと等から、「金融収支」は純資産が19兆4,144億円増加した。

1.金融収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:16兆4,515億円の資産増

本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、資産増(実行超)となった。

(2) 対外株式・投資ファンド持分投資:11兆8,577億円の資産増

投資信託委託会社等が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

(3) 対外中長期債投資:3兆1,325億円の資産増

金融商品取引業者が買い越しとなったこと等から、資産増(取得超)となった。

2.金融収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:2兆1,282億円の負債増

本邦企業による海外関連会社からの借入等がみられ、負債増(実行超)となった。

(2) 対内株式・投資ファンド持分投資:1,913億円の負債増

電気機器等の業種において買い越しとなったことから、負債増(取得超)となった。

(3) 対内中長期債投資:7兆3,381億円の負債増

政府機関債券が買い越しとなったこと等から、負債増(取得超)となった。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の期中平均レート)

110.81円/米ドル(前年度:108.33円/米ドル、前年度比2.3%の円安)

ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの期中平均レート)

129.65円/ユーロ(前年度:118.79円/ユーロ、前年度比9.1%の円安)

問い合わせ先

国際局為替市場課
 電話03-3581-4111 内線2860、2888