現在位置 : トップページ > 国際政策 > 関連資料・データ > 国際収支状況 > 速報 > 平成24年6月中 国際収支状況(速報)の概要

報道発表

平成24年8月8日

財務省

平成24年6月中 国際収支状況(速報)の概要

ローマ数字1 経常収支

   

(参考1)国際収支の推移表(PDF形式)
(参考2)季節調整済 国際収支の推移表(PDF形式)

「貿易・サービス収支」が赤字転化したことに加え、「所得収支」の黒字幅が前年同月比で縮小したことから、経常収支の黒字幅は縮小した。

1.貿易・サービス収支:▲815億円の赤字(前年同月比▲1,067億円 赤字転化)
「貿易収支」が黒字幅を縮小し、「サービス収支」が赤字幅を拡大したことから、「貿易・サービス収支」は3か月連続の赤字となった(季節調整値ベースでは平成23年3月から16か月連続の赤字)。

(1) 貿易収支:1,120億円の黒字(前年同月比▲179億円 黒字幅縮小)
鉱物性燃料や電算機類の部分品を中心に輸出が減少し、非鉄金属や石炭を中心とした輸入の減少を上回ったこと等から、貿易収支は黒字幅を縮小した。なお、貿易収支は4か月ぶりの黒字(前月:▲8,482億円の赤字)。

マル1 輸出:5兆4,221億円(前年同月比▲839億円[▲1.5%] 減少)
前年同月比で4か月ぶりの減少(前月:+11.3%増)。
マル2 輸入:5兆3,101億円(前年同月比▲660億円[▲1.2%] 減少)
前年同月比で30か月ぶりの減少(前月:+11.1%増)。

[参考1]平成24年6月分貿易統計(通関ベース:財務省関税局7月30日付公表)

(1) 輸出:5兆6,430億円(確報値:前年同月比▲1,316億円[▲2.3%] 減少)
マル1 「主要地域別」では、対米国(同+1,298億円[+15.1%])、対ASEAN(同+681億円[+7.8%])、対中南米(同+414億円[+13.1%])等が増加。他方、対EU(同▲1,405億円 [▲21.3%])、対中国(同▲821億円 [▲7.4%])は減少。
マル2 「商品別」では、自動車(同+645億円 [+8.6%])、自動車の部分品(同+523億円[+22.1%])、船舶(同+490億円 [+25.5%])等が増加。他方、鉱物性燃料(同▲290億円[▲23.5%])、電算機類の部分品(同▲216億円[▲20.3%])、半導体等電子部品(同▲207億円[▲6.8%])等が減少。

(2) 輸入:5兆5,827億円(9桁速報値:前年同月比▲1,275億円[▲2.2%] 減少)
マル1 「主要地域別」では、対アフリカ(同+426億円[+39.2%])、対中東欧・ロシア(同+195億円[+14.8%])等が増加。他方、対中国(同▲550億円[▲4.5%])、対大洋州(同▲487億円[▲12.0%])等が減少。 
マル2 「商品別」では、液化天然ガス(同+927億円[+24.5%];数量は+6.7%)、原粗油(同+327億円[+3.6%];数量は+5.2%)、航空機類(同+271億円[+104.8%])等が増加。他方、非鉄金属(同▲483億円[▲28.5%])、石炭(同▲383億円[▲17.6%]等が減少。

[参考2] 原油価格(石油連盟)
マル1ドルベース:115.36米ドル/バレル(前年同月比+0.6%)
マル2円ベース:57,517円/キロリットル(前年同月比▲1.5%)

(2) サービス収支:▲1,935億円の赤字(前年同月比▲889億円 赤字幅拡大)
「旅行収支」は赤字幅を縮小したものの、「輸送収支」が赤字幅を拡大し、「その他サービス収支」の黒字幅も縮小したことから、「サービス収支」の赤字幅は拡大した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数:686,600人(前年同月比+58.6%)
          出国日本人数:1,475,000人(前年同月比+16.4%)
          (出典:日本政府観光局(JNTO))

2.所得収支:5,802億円の黒字(前年同月比▲246億円[▲4.1%] 黒字幅縮小)
証券投資に係る債券利子等の受取が減少し、証券投資収益の受取超幅が縮小したことから、所得収支の黒字幅は2か月連続で縮小した。

  

ローマ数字2 資本収支

資本収支 :▲2兆230億円の流出超(前月:▲7,446億円の流出超)

1.投資収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:▲1兆698億円の流出超(前月:▲9,750億円の流出超)
本邦企業による海外子会社の増資引受等がみられ、流出超が拡大した。

(2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):▲1,425億円の流出超(前月:▲1,148億円の流出超)
年金資金等の買い越しにより、流出超が継続した。

(3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):▲1兆9,244億円の流出超(前月:▲2兆308億円の流出超)
銀行及び生命保険会社等の買い越しにより、流出(取得)超が継続した。

2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:▲2,687億円の流出超(前月:504億円の流入超)
海外親会社による本邦子会社株式の処分等がみられたことから、流出超に転じた。

(2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):▲1,535億円の流出超(前月:▲6,241億円の流出超)
電気機器や卸売業等の業種で売り越しとなったことから、流出(処分)超が継続した。

(3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):1兆665億円の流入超(前月:4,758億円の流入超)
中長期国債が買い越しとなったことから、流入(取得)超が継続した。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
             79.32円/米ドル(前年同月:80.51円/米ドル、前年同月比1.5%の円高)

           ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート) 
               99.39円/ユーロ(前年同月:115.82円/ユーロ、前年同月比14.2%の円高)