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報道発表

平成24年1月12日

財務省

平成23年11月中 国際収支状況(速報)の概要

【ポイント】
所得収支黒字は拡大したものの、貿易・サービス収支が赤字に転じた結果、経常収支黒字は9か月連続で縮小(前年同月比)。 

 

(別添)国際収支の推移表(PDF形式)

ローマ数字1 経常収支

経常収支:1,385億円の黒字(前年同月比▲8,169億円[▲85.5%]黒字幅縮小)
「所得収支」の黒字幅は拡大したものの、「貿易・サービス収支」が赤字に転じたことから、経常収支の黒字幅は縮小した。経常収支は本年3月から9か月連続の黒字幅縮小。

1.貿易・サービス収支:▲7,002億円の赤字(前年同月比▲8,906億円 赤字に転化)
「貿易収支」が赤字に転じ、また、「サービス収支」の赤字幅が拡大したことから、貿易・サービス収支は赤字に転じた(貿易・サービス収支は2か連続の赤字)。

(1) 貿易収支:▲5,851億円の赤字(前年同月比▲8,413億円 赤字に転化)
輸出が減少し、また、鉱物性燃料の価格上昇等により輸入が増加し、貿易収支は2か月連続の赤字となった(前月は▲2,061億円の赤字)。

マル1 輸出:4兆9,909億円(前年同月比▲1,575億円[▲3.1%] 減少)
前年同月比で2か月連続の減少(前月:▲2.7%減)。
マル2 輸入:5兆5,760億円(前年同月比+6,838億円[+14.0%] 増加)
前年同月比で23か月連続の増加(前月:+21.3%増)。

[参考1] 平成23年11月分貿易統計(財務省関税局)
(通関ベース:輸出は確報値、輸入は9桁ベースの速報値)

(1) 輸出:5兆1,966億円(前年同月比▲2,432億円[▲4.5%] 減少)
マル1 「主要地域別」では、対アジア(同▲2,459億円[▲8.1%]、うち中国(同▲863億円[▲7.9%])、対EU(同▲301億円 [▲4.6%])、対中東(同▲89億円 [▲5.5%])等が減少。
マル2 「商品別」では、半導体等電子部品(同▲456億円 [▲15.1%])、映像機器(同▲413億円[▲48.5%])が減少。他方、船舶(同+381億円[+27.4%])等が増加。

(2) 輸入:5兆8,842億円(前年同月比+6,020億円[+11.4%] 増加)
マル1 「主要地域別」では、対中東(同+1,932億円[+21.7%])、対アジア(同+1,919億円[+7.9%]、うち中国(同+825億円[+6.6%]))、対EU(同+1,175億円[+24.4%])等が増加。
マル2 「商品別」では、液化天然ガス(同+2,040億円[+76.0%];数量は+21.3%)、原粗油(同+1,194億円[+15.1%];数量は▲8.9%)、通信機(同+485億円[+42.7%])等が増加。

[参考2] 原油価格(石油連盟)
マル1ドルベース:109.36米ドル/バレル(対前年同月比+33.0%)
マル2円ベース:53,153円/キロリットル(対前年同月比+26.3%)

(2) サービス収支:▲1,151億円の赤字(前年同月比▲493億円 赤字幅拡大)
その他営利業務(仲介貿易等)の受取減少等により、「その他サービス」の黒字幅が縮小したこと等から、サービス収支の赤字幅は6か月連続で拡大した。

[参考3] 訪日外国人旅行者数:551,900人(対前年同月比▲13.1%)
      出国日本人数:1,488,000人(対前年同月比+6.5%)
          (出典:日本政府観光局(JNTO))

2.所得収支:9,340億円の黒字(前年同月比+1,077億円[+13.0%] 黒字幅拡大)
再投資収益の受取増加等による直接投資収益の増加、及び配当金の受取増加等による証券投資収益の増加により、所得収支の黒字幅は8か月連続で拡大した。

(注) 上記ローマ数字1における過去の計数との比較は、現行統計で比較可能な昭和60年1月(増減額及び増減率は昭和61年1月)以降の数値による。

 

ローマ数字2 資本収支

資本収支:7兆7,048億円の流入超(前月:▲5,277億円の流出超)

1.投資収支・資産(居住者による投資)

(1) 対外直接投資:▲1兆3,972億円の流出超(前月:▲7,655億円の流出超)
本邦企業による海外子会社の増資引受け等がみられ、流出超が継続した。

(2) 対外株式投資(除く証券貸借取引):1,683億円の流入超(前月:369億円の流入超)
投資信託委託会社等の売り越しを主因として、流入(処分)超幅を拡大した。

(3) 対外中長期債投資(除く証券貸借取引):1兆4,653億円の流入超(前月:▲7,729億円の流出超)
銀行及び生命保険会社等が売り越しとなったこと等から、流入(処分)超に転じた。

2.投資収支・負債(非居住者からの投資)

(1) 対内直接投資:1,238億円の流入超(前月:▲1,122億円の流出超)
海外親会社による本邦企業の増資引受け等がみられ、流入超に転じた。

(2) 対内株式投資(除く証券貸借取引):▲4,052億円の流出超(前月:814億円の流入超)
電気機器等において売り越しとなったことから、流出(処分)超に転じた。

(3) 対内中長期債投資(除く証券貸借取引):▲9,241億円の流出超(前月:102億円の流入超)
中長期国債が売り越しとなったこと等から、流出(処分)超に転じた。

[参考4] ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の月中平均レート)
              77.54円/米ドル(前年同月:82.48円/米ドル、対前年同月比6.0%の円高)

           ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの月中平均レート) 
              105.05円/ユーロ(前年同月:112.64円/ユーロ、対前年同月比6.7%の円高)

問い合わせ先

国際局為替市場課国際収支第1係 Tel:03(3581)4111 内線2860, 2888