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国際金融システムに関するセミナー

国際金融システムに関するセミナー

 

 

(ペーターズブルグ(ボン)、99年3月11日)

 

インフォメーション・ノート

 

 33の先進国及び新興市場国1)の大蔵省及び中央銀行の代表は、国際金融システムに関する意見交換を行うため、ボン/ペーターズブルグにおいて本日会合した。国際機関の代表もオブザーバーとして本会合に出席した。2)

 この非公式会合は、国際金融システムの強化に関連する幅広い論点について、先進国及び新興市場国との間の対話を強化するために開催された。ハイナー・フラスベック独大蔵省次官が本日の会合の議長を務めた。

 本日の会合においては、3つの議題について議論が行われた。

  • 新興市場国等における、持続可能な為替相場制度及び一貫性のあるマクロ経済政策の維持
  • 危機への対応のための新しい方法の策定、特に危機の予防・解決にあたっての民間セクターの一層の参画
  • IMF・世界銀行の強化のための提案に対する評価

第2回目のセミナーは4月下旬にワシントンにおいて開催され、上記議題について更なる検討を行うとともに、先進国におけるプルーデンシャル規制、新興市場国における金融システムの強化、及び危機の人的コストの最小化と社会の最も脆弱な層をより良く保護するための政策の採用、といった論点について特に議論を行う。


1) アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コートジボアール、エジプト、フランス、ドイツ、香港特別行政区、インド、インドネシア、イタリア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、モロッコ、オランダ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、スイス、タイ、トルコ、英国、米国。

2)

 国際決済銀行、欧州中央銀行、国際通貨基金、経済協力開発機構、世界銀行。