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20か国財務大臣・中央銀行総裁会議(G20)コミュニケのポイント(2002.11.23)

  
20か国財務大臣・中央銀行総裁会議(G20)コミュニケのポイント
(2002年11月23日 於:インド、ニューデリー)

1.

20か国財務大臣・中央銀行総裁は、2002年11月23日、インド・ニューデリーにおいて、第4回会合を開催。世界経済の現状及び見通しをレビューし、危機の予防と解決、グローバリゼーション、持続的成長及び開発、テロ資金対策の問題について議論。世界経済の統合の進展は、生活水準の改善や貧困削減といった利益をもたらすことを確信し、適切な国内政策、強固な組織、国際協調の強化を通じて、その利益を最大化させることにコミット。
  

(経済状況と金融安定性)

2.

世界経済は、予想よりも弱い回復やリスク回避の高まりによる困難な課題と問題とに直面。しかし、各国経済のもつ潜在力、成長達成のための能力を依然信頼しており、健全なマクロ経済政策、強固な制度及び良い統治が経済のもつ潜在力を発揮させ、金融危機に対する脆弱性を抑え込むために重要であるという信念を再確認。また、より強力かつ効果的な国際機関は、より抵抗力のある国際経済環境の創出に寄与し、持続的な成長と繁栄のための各国の努力を補完。  

3.

各国経済の相互依存と金融市場の統合の進展は、多くの国において成長拡大のための利益と機会を招来。同時に、そのことにより各国は外的ショックにさらされることになり、不適切な国内政策の結果に影響されやすくなったことも事実。最近の経験によって、金融危機防止のための能力の強化の必要性と、金融危機が発生した場合には、効率的で、迅速で、社会的、経済的に効果的な対応が必要であることが明確化。

4.

効果的で責任ある国際金融機関及び世界的なサーベイランスが、健全な国際金融システムにとって重要。持続可能な為替制度、慎重な資産負債管理及び合意された基準の履行が危機予防のための効果的な戦略の重要な要素。各国の健全な金融システム、効果的な監督及び国際的基準に合致した企業統治の必要性に合意。資本勘定の自由化を適切な順序で進めるべきであることにも合意。 

5.

危機の解決に際してのより秩序だったプロセスは、金融危機の社会的、経済的コストを緩和させ、国際資本市場へのアクセスの維持もしくは早期回復に貢献。債務者や債権者と調整を図りつつ、集団行動条項や国家債務再編メカニズム(SDRM)及び良い慣行の基準といった包括的かつ市場指向的な危機解決のためのアプローチに関する国際社会の更なる取組みを支持。
 

(グローバリゼーション、貿易及び開発)

6.

グローバリゼーションは多くの貧困国において一般的に生活水準の向上をもたらしており、適切な国内政策の追求と健全な対外環境によりグローバリゼーションの便益は最大化され、リスクが軽減。経済的統合はグローバリゼーションの核心であり、国際金融機関が、このプロセスを強化する上で果たすべき役割も重要。 

7.

グローバリゼーションは、一部の最貧国では貧困削減に未だ十分役立たず。貿易関連の障壁の削減、及び補助金の段階的廃止が、グローバリゼーションの恩恵の拡大に貢献。また、貿易に関連する技術支援が途上国の能力開発に重要。貯蓄と投資、透明性、法規範、及びインフラと人的資本への投資の増加を伴った強固な制度を促進する環境が、成長促進と貧困削減のための不可欠な要素。 

8.

モンテレイやヨハネスブルグでの会議に反映された先進国・途上国間のパートナーシップを想起し、NEPADの支援を通じて、特にアフリカ地域におけるミレニアム開発目標達成のために各国が共有するコミットメントを再確認。開発援助は、貧困国が市場統合の利益の享受、国家間の経済的距離の縮小、世界的な情報と知識の交換のための能力の向上を可能にすることを認識。開発援助は国際公共財の提供を含め、重要で触媒的な役割を保持。いくつかの国による開発援助増加を歓迎するとともに、開発委員会による拡充HIPCイニシアティブの実施とその資金手当てへのコミットメントも歓迎。 
 

(テロ資金対策)

9.

バリ島及びモスクワにおける悲劇を受け、テロ資金供与との闘いに対する決意を強化。このために、資産凍結、国際基準の実施、情報交換、技術支援の供与等に関する我々の行動計画について、その進展をレビュー。また、特に資金洗浄という別の形の金融システムの濫用を排除する努力の継続も合意。国際金融機関その他の関連国際機関と一層協調することを通じ、また、適切な国内的な行動を通じ、我々の作業をさらに前進させることを決意。
 

(2003年議長国)

10.

2003年の会合の議長国はメキシコが務めることを歓迎。
  


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