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20か国蔵相・中央銀行総裁会議(1999年12月15-16日 於:ドイツ、ベルリン)

プレス・リリース(仮訳)

20か国蔵相・中央銀行総裁会議

1999年12月15-16日 於:ドイツ、ベルリン

 

  1. 20か国の蔵相及び中央銀行総裁は、1999年12月15日、16日にドイツのベルリンで初めて会合した。この会合は、カナダのポール・マーティン蔵相が議長を務め、ドイツのハンス・アイヒェル蔵相が主催した。(参加者のリストについては別添参照

  2. G20は、ブレトン・ウッズ機関の制度的フレームワークの中で非公式な対話のための新しいメカニズムを提供し、システム上重要な国々の間における主要な経済・金融政策上の問題に関する議論を拡大し、全ての国々の利益となる安定的かつ持続可能な世界経済の成長を達成するための協力を促進するために創設された。

  3. 大臣及び総裁は、世界の経済状況の改善を歓迎した。彼らは、世界経済に広範な恩恵をもたらすであろうモノとサービス貿易の多角的自由化に向けたWTOによる継続的な進捗が重要であることを再確認した。

  4. 大臣及び総裁は、この初会合において、G20の役割と目的について議論するとともに、各国経済及び国際金融システムが現在直面している主要な脆弱性に取り組む方法について議論した。彼らは、より危機に陥りにくい国際金融システムを構築するためには、健全な国内経済・金融政策が中心となると認識した。彼らは、予測していなかったショックを和らげるのに役に立つよう、国のバランスシートを強化する重要性に留意した。彼らは、ソブリン債務の管理を強化するためのステップと、民間企業の借入決定に対して様々な政策が与える影響に一層の注意を払うことを慫慂した。彼らは、持続不可能な為替相場制度は脆弱性の重大な要素であり、金融政策と整合的な為替相場制度が極めて重要であると認識した。彼らは、グローバリゼーションの挑戦に対してどのような様々な国内政策の対応が可能かについて議論し、危機への脆弱性を減らそうとする際の国際社会の役割について意見を交換した。

  5. 彼らは、透明性、データの公表、金融セクターに係る政策を含む主要な分野における国際的なコードや基準の確立に向けて、ブレトン・ウッズ機関やその他の機関によって重要な作業がなされてきたことを歓迎した。彼らは、こうしたコードや基準をより広範に実施することが、国内経済の一層の繁栄と国際金融システムの一層の安定のために貢献するであろうということに合意した。本分野におけるリーダーシップを示すため、大臣及び総裁は、基準とコードの遵守に関する報告書(「透明性報告書」)と金融セクター評価を改善するためのIMF、世銀による継続的な努力との関連において、これらの報告書を完成させることに合意した。このコミットメントは、国内の能力、政策及び制度を強化する施策への支援を引き出すのに役立つであろう。

  6. G20のメンバーは、その代理に対し、(金融安定化フォーラムを含め)他のフォーラムにおける現在の作業を考慮し、危機への脆弱性を減らす更なる方法を検討するよう要請した。代理は、カナダにおいて2000年の秋に開催される次回のG20蔵相・中央銀行総裁会議の際に、彼らの進捗状況について報告するであろう。


別添 参加者リスト

アルゼンチン ロシア
オーストラリア サウジアラビア
ブラジル 南アフリカ
カナダ トルコ
中国 英国
フランス 米国
ドイツ EU議長国
インド ECB総裁
インドネシア IMF専務理事
イタリア 世銀総裁
日本 開発委議長
韓国 国際通貨金融委議長
メキシコ