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20か国財務大臣・中央銀行総裁会議(G20)コミュニケのポイント

20か国財務大臣・中央銀行総裁会議(G20)コミュニケのポイント
(2004年11月21日 於:ドイツ・ベルリン)

1. 20か国財務大臣・中央銀行総裁は、ドイツのベルリンにおいて会合を開催。
2. 高成長及び低インフレの良好なマクロ経済環境を歓迎し、来年も継続するものと期待。多くの国が構造改革を実行。しかし、原油価格のボラティリティ、慢性的な対外的不均衡及び地政学的懸念により、下方リスクは増大。適切な供給を確保するための産油国及び消費国の協力、原油生産能力を拡大するための投資、原油市場の透明性・エネルギー効率性の向上等は、国際経済の回復力・持続可能性の向上及び中期的により適度な原油価格に寄与。米国における中期的な財政健全化、欧州及び日本における構造改革の継続及びアジアの新興市場国における必要に応じた為替相場の柔軟性向上の重要性を強調。
3. モンテレイ合意及びミレニアム開発目標の実行に向けたモレリアにおけるコミットメントを再確認。
4. 国内政策に関する共通の原則について、本日合意に達した。これは、首尾一貫し、かつ、各国に固有の状況を考慮した上で実行されれば、持続的な成長の促進に資する。この「G20合意」に基づく具体的な行動の例を別添の「G20改革アジェンダ」に記載し、その実施に向けた進捗を定期的にレビュー。そうした政策改革は、堅固で効果的な国際金融・貿易構造によって支えられる必要。こうした観点から、ドーハ・ラウンドの早期の妥結及び効果的な実施にコミット。
5. 強固な国内金融部門が、経済成長の下支え及び対外的脆弱性の減少のために不可欠であることを強調。制度構築における進展は、適切に順序付けられた資本収支の自由化にとっても重要。金融部門の監督の重要な役割を強調。IMF・世銀等による技術支援を通じた制度構築等を促進する努力を歓迎し、こうした活動の緊密な協調の重要性について合意。
6. 地域的な取極は、多国間取極の目標を十分考慮した上で設計されれば、更なる世界的な統合を促進しうることを強調。歴史的に見て貿易が地域統合の第一段階であるが、債券及び金融サービスの地域的に統合された市場の形成の重要性を強調。G20は、システム上重要な経済として、それぞれの域内において特別な責任を有する。我々は、地域的及び世界的な統合の推進に当たり、主導的な役割を負う。
7. 人口動態の傾向及びそれが経済政策に対してもたらす課題について分析。財政健全化及び更なる構造改革の必要性を十分認識。IMFに対し、4条協議において定期的に、人口問題がもたらす長期的な課題及び政策的対応についての詳細かつ包括的な分析を含めることを要請。G20は、人口問題等について定期的にレビュー。
8. 「新興市場における安定的な資本フローと衡平な債務再編のための原則」について、債券発行国と民間部門の参加者との間で得られた成果を歓迎。
9. OECD租税委員会が策定した税目的の透明性と情報交換に関する高い基準を遵守することにコミット。これらの基準を採用していないOECDの内外の金融センター等が必要な措置を講ずることを要請。
10. 2001年9月11日以降、資金洗浄・テロ資金対策について進展があったが、なお多くのことがなされる必要。中国の金融活動作業部会(FATF)への早期加盟を期待。キャッシュ・クーリエに関する新たなFATF特別勧告IXを歓迎するとともに、その効率的な実施を促す。
11. 中国が2005年の次回G20会合を北京にて主催。2006年にはオーストラリアが議長を務めることにも合意。

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