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全国財務局長会議大臣挨拶(要旨)

平成30年4月24日

全国財務局長会議の開催に当たり、一言挨拶申し上げます。

日本経済の現況につきましては、安倍内閣のこれまでの取組によって、経済の好循環は着実に回り始めております。賃金引上げ率は4年連続で今世紀最高水準となっており、今年もその流れが続いているところです。

先月成立いたしました平成30年度予算は、「人づくり革命」や「生産性革命」といった重要課題に重点化するとともに、社会保障費の伸びの抑制をはじめ、歳出改革努力も継続するものとなっております。本予算の迅速かつ着実な実施により、経済の好循環をより確かなものとしてまいります。各財務局におかれましては、予算の更なる効率化に向け、予算執行調査に精力的に取り組んでいただきたいと思います。

プライマリーバランス黒字化の達成に向けては、現在、財政制度等審議会等において議論を重ねているところです。政府といたしましては、頂いたご意見なども踏まえながら、具体的かつ実効性の高い、国民の信頼を得られる計画を本年夏の「経済財政運営と改革の基本方針」において示してまいります。

日本は、2019年に、G20の議長国を務めます。

こうした中、先般、G20財務大臣・中央銀行総裁会議を福岡県福岡市にて開催することが発表されました。

本会合は、世界経済が直面する様々な政策課題について、主要先進国・新興国が一堂に会し議論を行う重要な会合となります。財務局の皆様方におかれましても、会議の成功に向け、ご協力をよろしくお願いいたします。

地域経済につきましては、各財務局から管内の経済情勢に加え、各地域における賃金等の動向について報告をいただいております。

管内経済情勢報告のとりまとめ結果によりますと、本年4月の全局総括判断は「回復している」とし、前回から判断を据え置いております。

各財務局におかれましては、引き続き、地域の経済状況について、きめ細かな把握を行っていただくとともに、地域の様々な方々との連携を深め、地域の発展に貢献していただきたいと思います。

次に、金融行政について申し上げます。

金融面でも、現下の課題に的確に対応してまいります。

検査・監督の見直しについては、先般、金融機関などから様々なご意見を伺い、その結果を取りまとめて公表しています。今後も幅広い関係者と対話を進めてまいります。

地域金融機関をとりまく環境が厳しさを増す中、地域金融機関が、地域企業の生産性向上、地域経済の活性化に向けて、顧客のニーズに応じた有益なアドバイスとファイナンスを提供することを通じ、持続可能なビジネスモデルを構築するよう、引き続き促してまいります。また、地域金融の課題と競争のあり方に関しては、先般「金融仲介の改善に向けた検討会議」の報告書が公表されました。報告書で示された考え方を十分に踏まえ、金融行政を行ってまいります。

さらに、より良い資金の流れの実現に向けて、国民の安定的な資産形成の促進を図ります。「つみたてNISA」の普及・定着を図るとともに、高齢者の計画的な資産の運用・取崩し、資産継承、投資家保護のあり方などについて検討を進めてまいります。

各財務局長におかれましても、引き続き、企業・経済の持続的成長と安定的な資産形成等による国民の厚生の増大に向け、取り組んでいただきたいと思います。

最後に一言申し上げます。

現下の財務省をめぐる状況に対しては、大変厳しい視線が向けられているところです。様々な課題が噴出しております。皆様にも様々な点でご迷惑ご心配をお掛けしておりますことを申し訳なく思っております。

他方で、各職員が取り組んでいる任務の重要性が変わることはありません。各職員がそれぞれの職責をしっかりと果たすことが国家国民のために是非とも必要です。

各財務局長におかれましても、部下職員の心身の負担に気を配っていただくとともに、各職員がそれぞれの任務を適切に遂行すべく、緊張感を持ってしっかりと取り組んでいただきたいと思います。

以上のお願いを申し上げて、私の挨拶とさせていただきます。